カンボジア・プノンペンのプリンスグループが運営するプリンス銀行のATM。2025年10月19日/News1 ⓒ News1 キム・ドウ記者

カンボジアの大規模犯罪コンプレックスの黒幕と指摘されているプリンスグループのオーナー、チェン・ジー会長が600億ドル(約87兆9500億ウォン)の資産を保有していると推定されるとの報道が出た。

12日(現地時間)、英紙タイムズはチェン・ジーの動向を詳細に照らした記事を掲載し、このように伝えた。チェン・ジーと長年働いた後に内部告発者へ転じたシンガポール人、クリフ・テオがチェン・ジーに資産規模を尋ねたところ「600億ドル」という答えを聞いたという。

タイムズは「チェン・ジーがカンボジア政府および中国の情報当局と緊密に連携しており、中南米の麻薬王に匹敵すると推定される資産を保有している」と報じた。

先に英国と米国は先月の協力を通じてプリンスグループおよび系列社、チェン・ジーの犯罪行為を把握したとして、これらに対する制裁を発表した。

両国政府によると、チェン・ジーの最大の収入源はオンライン詐欺センターネットワークである。カンボジアの少なくとも10カ所のセンターでそれぞれ数千人が拘束され、電話やソーシャルメディアで詐欺行為を行っていると伝えられた。

プリンスグループはこれを通じて莫大な金を稼いだと把握された。米財務省は先月、130億ドル(約19兆ウォン)相当のビットコインを押収したとされる。

タイムズは、チェン・ジーと中国の情報当局者らの関係が2015年に始まったと推定した。チェン・ジーがカンボジアの政治家、中国公安部および国家安全部の当局者に現金や数百万ドル相当の腕時計などの賄賂を提供したという内容が、米検察の訴状にも記載されたとされる。

しかしチェン・ジーと中国当局は緊密な関係を維持し続けることはできなかった。2020年に中国警察はプリンスグループを捜査するためのタスクフォース(TF)設立を発表し、台湾のグループ系銀行もより厳格な書類を要求し始めた。

これを受けてチェン・ジーは米国または英国に目を向け、米国のビザは却下されたが、現在は国家安全保障上の懸念で廃止された英国の投資ビザで家族とともにロンドンに入り、5年間活動したと伝えられた。

プリンスグループは「(当)グループとチェン会長が違法活動に関与したという主張を断固として否定する」とし、「最近提起された嫌疑は根拠がなく、違法な資産差し押さえを正当化しようとするものだ」と主張した。

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