愛敬産業の買収をめぐり愛敬グループ側と対立してきたT. K. Corporationグループが劇的な合意にこぎ着けた。両社は3月末に買収代金の払い込みを完了する計画だ。
19日、投資銀行(IB)業界によると、両社はこの日、愛敬グループの経営権譲渡に向けた最終合意に成功した。
売却価格は株式売買契約(SPA)当時に合意した価格より5%割り引いた4475億ウォン水準で確定した。両社が合意した愛敬産業の経営権持分63%の売却価格は約4700億ウォンだった。
T. K. Corporationグループは最近まで「2080歯みがき粉のリコール」事態を理由に買収価格を引き下げるべきだと主張してきた。2080歯みがき粉は愛敬産業の代表的な商品の一つだ。
先月初め、中国で生産され国内に流通した一部の2080製品から禁止成分が検出され、愛敬産業が当該製品の全量を回収した経緯があるが、T. K. Corporationグループはこのためにブランドイメージが打撃を受けたとして、買収価格の引き下げなど取引条件の変更が必要だとの立場を堅持してきた。
双方の目線の違いが埋まらず、19日に予定されていたディールクロージング期限を越えるのではないかという懸念が出ていた。交渉自体が白紙化するとの悲観論も少なくなかった。
しかし、愛敬産業の売却目的が愛敬グループの財務問題の解決にあっただけに、両社が大局的見地から妥協点を見いだしたとされる。
T. K. Corporationグループは3月末に買収代金の払い込みを終え、愛敬産業の経営権を完全に取得する見通しだ。
今回、愛敬産業の売却交渉に成功したことで、愛敬グループは財務危機を乗り越え、資金繰りに余裕が生まれることになった。先に愛敬グループは8月に中部CCをThe Sienaグループに売却し、1690億ウォンの現金を確保していた。