カーライルがKFCコリアを持分取得2000億ウォン台で買収

グローバルなプライベート・エクイティ（PEF）運用会社のカーライル・グループがチキンフランチャイズ企業のKFCコリアを買収する。KFCコリアを運営してきた韓国のプライベート・エクイティであるオーケストラPEは、買収から2年半で約3倍の売却益を得ることになった。

19日投資銀行（IB）業界によると、カーライルは最近、KFCコリアの持分100%を買収する内容の株式売買契約（SPA）を締結した。売却価格は2000億ウォン台だ。買収代金の支払い（クロージング）は来年1〜3月期中に完了する見通しだとされる。

先にオーケストラPEは2023年にKGグループからKFCコリアを700億ウォンで買収している。その後、経営の効率化と収益性の改善によって企業価値の向上に注力してきた。昨年の売上高は2922億ウォン、減価償却前営業利益（EBITDA）は460億ウォン水準だった。

カーライルは今回のKFCコリア買収を通じ、既存のポートフォリオ企業であるコーヒーフランチャイズのトゥーサムプレイスとのボルトオン（同種の企業を買収してシナジー効果を得ること）を狙えるようになった。カーライルは2021年にトゥーサムプレイスを約1兆ウォンで取得し、昨年5月にはKFCホールディングスジャパンを買収している。