この記事は2025年11月6日17時32分にChosunBiz MoneyMoveサイトに表示された。
テイラーメイドが企業価値4兆ウォン以上を目標に経営権売却を推進する中、国内のプライベートエクイティファンド(PEF)運用会社であるSTIC Investmentsのクレジット本部(以下スティッククレジット)とNH投資証券が引き続き投資機会をうかがっている。優先購買権を行使しようとするF&F側に財務的投資家(FI)として合流したいということだ。F&F側にFIとして参加する証券会社はすでに決まっているが、テイラーメイドの成長可能性が大きいと見て土壇場まで参加の可能性を探っていると伝えられた。
投資銀行(IB)業界によればスティッククレジットはNH投資証券とともにF&Fに資金を調達する案を推進している。
スティッククレジットは5,000億ウォンを目標に第1号ブラインドファンドを作っており、最終クロージング前に1,200億ウォンを消費して積極的な行動を続けている。中核投資人材であるパク・サンヒョン上務がNH投資証券出身である点でNHと縁がある。
ただしF&Fはすでにミレアセット証券、韓国投資証券、サムスン証券と手を組み約4兆ウォンの調達構造を組んだと伝えられている。(関連記事☞[独自] テイラーメイドの優先購買権を狙うF&F、ミレアセット・サムスン・韓国投資証券と連携)三証券会社が株価収益スワップ(PRS)等の方式で資金を出す一方、買収ファイナンスもあわせて提供する案が有力だ。F&Fは保有資金を活用してエクイティ(持ち分)投資を行うが、F&Fの投資額がどれだけになるかによって証券会社が投入する金額も変わる構造だと伝えられた。
こうした状況でスティッククレジット・NH投資証券連合が依然として可能性を探っている理由は「万が一の状況」に対する期待だ。PSRが会計上負債として認識される場合、既存の証券会社の投資条件に変動が生じる可能性があると判断し、土壇場まで手を引かないということだ。PSRはまだ会計上の盲点にあるが、実務上は負債でなく資本として分類される場合が多い。
ただし市場ではスティックとNHが「ゲームチェンジャー(勢力や流れを変える存在)」になるのは簡単ではないとの見方が出ている。クレジットファンドであっても求められる内部収益率(IRR)が10%以上である場合が一般的だ。スティッククレジットの立場では今後テイラーメイドの業績が期待に届かない場合に備え利回りの下振れを保証してもらおうとするしかない。しかしこれはF&F側が望む条件と乖離が大きいと伝えられた。
一方、セントロイドインベストメントパートナーズはJPモルガンとジェフリーズを売却主幹事に選定しテイラーメイドの経営権売却を推進している。想定される企業価値は4兆〜5兆ウォン程度だ。
前に9月初めに適格予備候補(ショートリスト)4〜5か所が選ばれており、今月第1週から本入札を受けている。テイラーメイド買収当時戦略的投資家(SI)として参加したF&Fは優先購買権を持っており、第三者の買収提案の後14日以内に同一の条件で経営権を先に取得する権利がある。
F&Fは優先購買権を行使する意思を明らかにしゴールドマン・サックスを主幹事に選任している。市場では第三者の買収価格が4兆ウォンを超えればF&Fが優先購買権を行使する可能性は低くなると見ている。また業界の一部ではF&Fが経営権を取得した場合既存の中核経営陣が離脱する可能性も指摘されており、F&Fの優先購買権行使が実現した場合リーダーシップにどのような変化が生じるかが焦点になるという分析が出ている。