女性の党が金承源法務部長官候補者の過去の性暴力事件被告人弁護経歴を問題視し、李在明大統領に指名撤回を求めた。女性の党は「今回の人選は司法正義への冒涜だ」と主張した。
女性の党は14日、青瓦台前で記者会見を開き「金候補者の過去の行跡が明らかになるほど『なぜよりによって金承源なのか』という国民的疑念は怒りへと変わっている」とし、「今回の法務部長官指名は李在明大統領の人事検証失敗を露呈した惨事であり、司法正義への冒涜だ」と批判した。
続けて「弱者の権利を踏みにじってきた候補者に向けた国民の拒否感の表出は政争を越え、韓国社会が守るべき最小限の正義と常識に基づく厳然たる反応だ」として、指名撤回を促した。
朴珍淑女性の党非常対策委員長は「刑事訴訟法改正以降、司法体制の崩壊に向かう懸念が極みに達した現在、金承源候補者のような人物を法務部長官の座に就けること自体が国民を愚弄する行為だ」と述べた。
続けて「大統領が女性世論を真摯に傾聴し考慮する価値があると考えるのか、せいぜい雑音程度として扱うのかを疑わせる人選だ」と主張した。
金候補者は法務部長官指名以降、社会の低く困難な立場にある人々を弁護してきたとして、自身の『人権弁護士』としての活動経歴を強調してきた。
しかし弁護士時代に性暴力事件の被告人を弁護した経歴が知られ、論争となった。
金候補者は2012年1月、高校生2人を含む男性3人が15歳女性を集団性暴行した事件で被告人側を弁護した。彼らは被害者をモーテルに呼び、ともに酒を飲んだ後、泥酔した被害者を性暴行した容疑で裁判を受けた。
知的障害のある未成年者を性暴行した事件の被告人を代理した経歴もある。2017年、携帯電話のチャットアプリを通じて知り合った知的障害3級の14歳少女を威力で性暴行し違法撮影した事件で、1審裁判所は被告人に懲役3年、執行猶予5年を言い渡した。
金候補者を含む弁護団は2審で刑が重いという趣旨の主張をしたとされる。
金候補者はこのような論争について「知人の頼みでやむなく選任したか、所属法律事務所が受任した事件で実質的な弁論はしなかった」としつつも、「国民の目線に合わないという指摘は謙虚に受け止める」と明らかにした。
女性の党は15日に予定された金候補者の国会人事聴聞会を前に、指名撤回を求める追加行動に乗り出す方針だ。