大韓体育会傘下の9競技団体が8日午前、ソウル松坡区のオリンピック公園ハンドボール競技場でコンピューターやノートパソコン、行政資料などを搬出した。6・3地方選挙以後95日ぶりである。
ハンドボール競技場に入居している競技団体の関係者らはこの日午前9時21分ごろから事務室に立ち入った。中央選挙管理委員会と選管委特検側が先に入り、ハンドボール競技場内部の投票用紙などの保存措置を行ってから約20分後であった。
灰色のボックスなどを持って事務室に入った競技団体の職員らは、コンピューターをはじめ業務関連の書類束を忙しく運び出した。ユニフォームと見られる衣類や医薬品などもかき集めた。
その後10時5分ごろ、箱を台車に載せて開票所の外へ運び出した。一部のデモ参加者は「中に何が入っているのか知っているのか」と抗議したが、警察が人間の鎖を作って物品の運搬を手伝った。現場には警察官約1830人が投入された。
競技団体は「投票用紙不足事態」などでハンドボール競技場前でのデモが続き、その間事務室への出入りができなかった。ただし業務の空白が長期化し、2026アイチ・ナゴヤ・アジアンゲームズを目前にして必需品を確保する必要性が高まったことから、この日物品の搬出が行われた。
キム・デニョン大韓体育会事務総長は「行政機器と書類、訓練機器が縛られていて多くの困難があった」とし、「特に多くの国民が声援を送っているアジアンゲームズが目の前にあり、やむを得ず警察の協力を要請した」と説明した。続けて「機器と書類を取り出した以上、選手団の運営に支障がないようにする」と述べた。
ハンドボール競技場前の封鎖デモが終わっていない以上、競技団体の事務室利用は引き続き制限される見通しだ。ハム・セヒ大韓水中フィン水泳協会事務処長は「早期にこの事案が正常化し、職場に戻って業務を遂行できることを希望する」と語った。