自らの授業を受講した中国人女性留学生を殺害し、遺体を損壊・遺棄した容疑で逮捕・拘束された大学講師のチョン・チャンソン(31)が、3年前にも別の中国人女性留学生に交際を求め、拒否されると学業上の不利益を与えることができるという趣旨で圧力をかけていた事実が明らかになった。
2日、MBCによると、チョン氏は2023年9月、キョンブク・キョンサンのある大学で解剖学とリハビリ治療に関する講義をしていた当時、同じ学科の修士課程に在籍する中国人留学生A氏に繰り返し接近した。
当時チョン氏の授業を受けていたA氏に対し、チョン氏は会って1週間も経たないうちに好意を示したが、拒否された。その後も「食事しよう」「プレゼントをあげる」と連絡を続けたと把握されている。
A氏が拒否を続けると、チョン氏は別の留学生を通じて「卒業を延期させたり、できなくさせることも可能だ」という趣旨の言葉を伝えたとされる。
A氏は「チョン・チャンソンが『論文執筆で疑問があれば自分の家に来い』と言った」と明らかにした。
最終的にA氏を含む中国人女性留学生は2023年10月、大学の国際処にチョン氏を通報した。大学側は当時、指導教授を通じてチョン氏に口頭で警告したと伝えられている。
しかしチョン氏はその後も留学生に「私と一緒にいれば教授がもっと面倒を見てくれる」とのメッセージを送ったとされる。
専門家は、チョン氏の振る舞いに自らの地位を利用して相手を統制しようとするストーキングの特性が表れていると分析した。
チョン氏は先月20日未明、キョンブク・キョンサン市ハヤンウプの自宅ワンルームで中国人女性留学生B氏(25)を殺害した後、遺体を損壊し、キョンギ・グンポやキョンブク・キョンジュなどの野山やごみ置き場に遺棄した容疑で先月25日に拘束された。
犯行後、チョン氏は女装のまま被害者の携帯電話を持ってタクシーに乗り、トンデグ駅に移動したと調べられている。その後、近くで携帯電話の電源を切り、トイレで自分の服に着替えた上で帰宅したと把握された。
チョン氏は翌日、被害者が行方不明になったとして虚偽の通報までしたと調べられている。警察は、被害者が自ら姿を消したかのように偽装して捜査を混乱させようとしたとみている。
警察は大学内に追加の被害者がいるかを確認するとともに、補強捜査を経てチョン氏を検察に送致する方針である。