イラスト=チョン・ダウン

中学時代に自分を厳しく指導したと考えた教師にわだかまりを抱き、凶器を振り回した高校生に対し、検察が実刑を求刑した。

検察は2日、大田地裁論山支院刑事合議1部(裁判長オ・ミョンヒ部長判事)の審理で開かれたA君(17)の殺人未遂容疑事件の結審公判で、長期4年、短期2年6カ月の不定期刑を言い渡すよう裁判部に求めた。

少年法上の不定期刑は、少年に対して長期と短期に分けて刑期の上限・下限を定めて宣告する方式である。

A君は4月13日午前8時44分ごろ、チュンナム・ケリョン市のある高校で、30代の男性教師B氏を凶器で複数回刺して殺害しようとした容疑で起訴された。

A君は中学在学当時、B氏が自分だけを殊さらに強く指摘したり叱ったと考えて不満を募らせていたとされる。その後、B氏がA君の通う高校に転入し再び指導を受けることになると登校を拒否し、犯行の1週間前からは別地域のオルタナティブスクール(代替学校)に通っていた。

A君は犯行を事前に計画し、凶器をかばんに入れて学校に向かったとされる。犯行当日、校長室で面談を求めたA君は、校長がB氏を呼んで対話してみるようにと言って席を外すと、あらかじめ用意していた凶器でB氏を刺したと把握されている。

B氏は首の周辺などを負傷して病院に搬送されたが、命に別状はなかった。

犯行直後に学校を出たA君は、警察に「人を刺した」と自ら通報し、その後緊急逮捕された。

検察官は求刑理由について「教師を刺した点で罪質は軽くないが、A君が初犯であることやB氏と合意に至った点などを斟酌した」と明らかにした。

初公判から容疑をすべて認めたA君は、最終陳述で「誤った行動で先生に苦痛を与えた」とし、「二度と暴力は使わず、対話で葛藤を解消していく」と述べた。

A君に対する宣告公判は来月7日に開かれる。

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