ソウル市が9月までに白菜取扱事業所約9500カ所を対象に特別点検を実施する。最近、中国で第1類発がん物質である「ホルムアルデヒド」に浸した白菜を流通させた事実が明らかになり、対応に乗り出したためである。中国産の包装白菜キムチは8月の1カ月で5094トンが輸入されたことが把握された。

ソウル市の市長であるオ・セフンが31日、ソウル瑞草区の保健環境研究院で、パク・ジュソン保健環境研究院長から中国産キムチに関する安全性検査の現況について報告を受けている。/News1

ソウル市は保健環境研究院、ソウル市農水産食品公社、民生司法警察局、25の自治区が参加する合同TF(タスクフォース)を構成し、9月30日まで白菜取扱事業所を特別点検すると31日に明らかにした。

今回の特別点検は9月30日までにキムチ取扱事業所約9500カ所を対象とする。対象にはキムチの製造・加工業者と惣菜店、一般飲食店、在来市場などが含まれる。キムチ類食品製造・加工事業所10カ所は全数点検し、即席販売製造・加工事業所である惣菜店490カ所も点検する。白菜キムチを提供する一般飲食店約6400カ所と在来市場など白菜取扱販売事業所2600カ所は原産地表示の有無を重点的に点検する。

ソウル市はオンライン・オフラインで販売される白菜をすべて点検する計画である。オンライン流通製品8件とオフライン流通製品4件の計12件を一次で収去して点検中である。

今回の特別点検は、中国河北省で鮮度維持のため白菜をホルムアルデヒドに漬けて流通させたことが確認されたことを受けたものである。ホルムアルデヒドは世界保健機関(WHO)傘下の国際がん研究機関(IARC)が「第1類発がん物質」に分類した物質である。

これを受けて食品医薬品安全処(韓国の食品・医薬品規制当局)が緊急調査に乗り出し、中国産塩漬け白菜など82件を収去して検査した結果、ホルムアルデヒドは検出されなかった。2026年8月まで問題となった中国産白菜がカラク市場に搬入された事例はないことが判明した。中国産の包装白菜キムチは8月の1カ月間、全国65社の輸入業者を通じて5094トンが輸入されたことが把握された。

ソウル市は市民の懸念を踏まえ、毎月、国内で流通中の中国産白菜・キムチのホルムアルデヒド検査結果を公開することにした。危害のおそれがある製品が確認されれば、関係機関と直ちに情報を共有し、流通を遮断するなどの後続措置に乗り出す計画である。

呉世勲(オ・セフン)ソウル市長は「食の安全に『この程度で十分だ』という安易さはあり得ない」と述べ、「卸売市場に入ってくる白菜から、オンライン・オフラインの流通製品、飲食店や在来市場など市民の実際の消費現場に至るまで細心に見守り、問題が確認され次第、厳正に措置して、市民が食の不安なく安心して消費できる環境を守ることに総力を挙げる」と語った。

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