性犯罪を目的に女子高生を殺害した疑いがあるチャン・ユンギ(23)に対する被告人尋問が31日に行われる。裁判の進行状況によっては、検察側の論告求刑と被告人側の最終弁論など、結審手続きまで進む可能性もある。
30日、法曹界によると、光州地裁刑事13部(イ・ジョンホ部長判事)は31日、性暴力犯罪の処罰等に関する特例法上の強姦等殺人などの疑いで勾留起訴されたチャン・ユンギの第4回公判を開く。
当日の裁判ではチャン・ユンギに対する被告人尋問が行われる予定だ。被告人尋問は検事などが法廷で被告人に直接事実関係を問う手続きで、通常は裁判の終盤に実施される。
チャン・ユンギはこれに先立ち、検察と警察で作成された一部の供述調書を証拠として用いることに同意しなかった。該当調書には、チャン・ユンギが容疑を否認したり既存の供述を翻した内容が含まれているとされる。
検察は被告人尋問を通じてこうした内容を集中的に確認するとみられる。これに対し、チャン・ユンギが供述を拒否し、質問に答えない可能性もある。
検察は今回の公判を前に、チャン・ユンギが犯行当時にケーブルタイを事前に準備し、車両の後部ドアを開けておいた事実を追記して、公訴事実の変更を申請した。
被告人尋問が終われば、検察の論告求刑と被告人側の最終弁論などを聴く結審手続きが進む可能性もある。チャン・ユンギに適用された強姦殺人の容疑は死刑または無期懲役にのみ処される。
チャン・ユンギは5月5日午前0時10分ごろ、光州・光山区ウォルゲドンの歩行路で16歳の女子高生を性犯罪を目的に殺害した疑いがある。女子高生の悲鳴を聞いて駆け付けた17歳の男子高校生に刃物を振るった疑いもある。
また検察は、チャン・ユンギが女子高生を殺害する2日前にアルバイトの同僚だったベトナム国籍の20代女性を性的暴行し、社会服務要員(兵役代替の公益勤務)として勤務していた当時には女性青少年の身体を違法撮影した疑いなども併せて適用し、起訴した。
一方、チャン・ユンギに対する警察の「見逃し捜査」疑惑についても、別途の捜査が進んでいる。チャン・ユンギの父親と伯父が現職の中間幹部級警察官とされ、担当刑事らの証拠隠滅などの関連疑惑が浮上したことで、検察と警察は関連捜査を行っている。