虚偽の実態で失踪届を終結した容疑で逮捕されたA巡査長が、30代女性のチャン・モ氏だけでなく、別の虚偽終結の失踪者である60代男性B氏の届出を受理した際にも位置照会を行っていたことが確認された。
29日済州警察庁によると、A巡査長は先月2日午後6時2分ごろにB氏の失踪届が受理された後、少なくとも1回以上B氏の位置情報を照会した。
しかしA巡査長は、受理から約5時間30分後の同日午後11時38分ごろにB氏と連絡が取れたとして届出を終結した。失踪プロファイリングシステムにも「所在発見」と入力した。
その後、B氏家族がB氏と連絡が取れなくなると、家族は再び警察に支援を要請した。家族は失踪届の虚偽終結に関する報道が出た後の21日に再届出した。B氏は再届出の翌日の22日にチェジュシ구좌읍で死亡した状態で発見された。
A巡査長は5月15日午後6時43分ごろ、チャン氏に関する最初の失踪届が入った際にも、計7回にわたりチャン氏の位置を照会した。
当時A巡査長は、受理から約2時間30分で事件を終結し、失踪プロファイリングシステムに「交通事故死亡」と入力して関連資料を削除した。その後7月19日にチャン氏の失踪届が再び受理されると、翌日にも計4回携帯電話の位置を照会した。
このようにA巡査長が2人の失踪者の行方を把握するため位置照会まで行いながらも届出を虚偽で終結した理由は、いまだ明らかになっていない。
A巡査長はチャン氏とB氏の失踪届を虚偽で終結する過程で、これまで失踪者らと連絡が取れたという趣旨の主張をしてきた。しかし27日夜の取調べでは、失踪者らと通話したという供述が虚偽だったという趣旨で供述し、一部容疑を認めた。
警察は22日にA巡査長を緊急逮捕直後からプロファイラーを投入して面談を進め、確保した供述などを分析するなど、犯行動機の把握に集中していると明らかにした。