ソウルの将来成長戦略を議論するG3ソウルプラン企画委員会均衡発展特別分科が25日、ナムサン(南山)を訪れ、市民のアクセス状況を点検した。
G3企画委員会は、ソウル市の民選9期目標である「グローバルトップ3都市(G3)」への跳躍に向け、各分野の専門家が参加する政策発掘の専担組織である。
今回の現場点検は、東北圏の文化・経済拠点「チャンドン・サンゲ」に続く均衡発展特別分科の2回目の現場行だ。ナムサンのアクセス改善に向けた中核事業である「ナムサンゴンドラ」の推進状況を点検し、ナムサンを滞在型観光名所として育成する方策を模索するために設けた。
この日の点検には、ナム・ジン均衡発展特別分科委員長をはじめとする特別分科委員8人とソウル市、施工・監理関係者らが出席した。
一行はイェジャン公園内の現場事務所で事業推進状況の報告を受けた後、下部乗り場の予定地を見回った。続いて山頂部へ移動し、上部乗り場の予定地と山頂部のアクセス条件を確認した。
ナムサンはソウルの四大ナイト・ランドマークの一つである。昨年のナムサンケーブルカー利用客は約170万人に達した。
しかし、名声に比べて山頂部まで移動できる交通手段と交通弱者のアクセス条件は依然として不足しているのが実情だ。48人乗りキャビン2台が運行しており、週末や繁忙期には1〜2時間待つ事態が頻発する。車椅子やベビーカーの利用客は、ミョンドン駅から既存ケーブルカーの乗り場まで約846mを移動し、7つの交差点を通過しなければならない。
これを受けソウル市は2024年8月、地下鉄4号線ミョンドン駅近くのイェジャン公園とナムサン山頂部832mを約3分で結ぶことができるナムサンゴンドラを着工した。10人乗りキャビン25台により、時間当たり2000人以上を輸送し、車椅子・ベビーカーの利用客も搭乗できるようにする計画だった。
しかし、ケーブルカーを独占運営してきたハングク索道工業の反発でブレーキがかかった。1961年に事業許可を受けたハングク索道工業は、「都市自然公園区域」を「都市計画施設公園」に変更したソウル市の都市管理計画決定処分を取り消すよう求めて行政訴訟を提起した。
ソウル行政法院は昨年12月、ハングク索道工業の主張を認めた。2審判決は9月17日の予定である。
この日、G3企画委員会の委員らは、ナムサン山頂部のバス停留所から頂上まで続く約350mの上り坂を歩き、市民が被る不便を体感した。この場で委員らは、高齢者と障害者、乳幼児同伴の家族など交通弱者の劣悪なアクセス性の改善が急務だと口をそろえた。
ナム・ジンG3ソウル企画委員会均衡発展特別分科委員長(ソウル市立大教授)は「ナムサンゴンドラは、誰もが安全かつ便利に移動できる『市民の足』であり、ソウルの観光競争力を引き上げる公共インフラだ」と述べ、「ナムサンゴンドラが市民の期待に応える結実につながるよう、継続して関心を持ち支援していく」と語った。