済州で発生した30代女性の長期失踪事件を受理した警察官が、失踪者の安全を確認せずに事件を終結させた可能性が高まった。当該警察官は失踪女性と通話したと主張したが、通話記録はないことが判明した。

20日済州警察庁は5月に失踪したチャン・ミラン(37)さんの通信記録を照会した結果、最初の失踪通報を受理したA巡査長とチャンさんが通話した記録は確認されなかったと明らかにした。警察署の独自調査でも通話記録は出なかったとされる。

5月12日に済州市翰林邑で行方不明となったチャン・ミランさん。(インスタグラムのキャプチャー。再配布およびDB禁止)© News1 ホン・スヨン記者

チャンさんは5月12日夜に家を出た後、連絡が途絶えた。携帯電話は同月15日まで電源が入っていたが、16日午前から電源が切れたと把握された。

A巡査長は当時「通報対象者と連絡がつき、事件を終結した」と報告したとされる。また、チャンさんが自分の居場所を恋人に知らせないでほしいと話した趣旨で供述した。

犯罪被害の可能性が高い成人女性の場合、対面などを通じて安全の可否を確認し、関連内容をシステムに入力しなければならない。A巡査長はこのような手続きも経ていなかったことが調査で分かった。警察はA巡査長を職務怠慢の疑いで立件し、実際の通話の有無や事件終結の過程を調べている。

チャンさんの家族は、警察の不十分な対応で捜索のゴールデンタイムを逃したと主張する。2カ月を超えて連絡がつかず、先月19日に改めて失踪届を出したが、当時はすでにチャンさんの動線を確認できる周辺の閉鎖回路(CC)TV映像の相当数が削除された後だった。

現在までクレジットカードの使用や携帯電話の記録、病院の利用など、チャンさんの生活反応も確認されていないと伝えられた。

警察は海上警察とともに、チャンさんの携帯電話の位置が最後に確認された済州ハルリム港一帯を中心に捜索を行う予定だ。

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