深刻な干ばつで慶尚南道全域に国家消防動員令まで発令された中、金海市議会の議員の大半が済州島へ研修に出発し、論争が起きている。金海市が消防力まで動員して農家への給水支援に乗り出した時点であり、市議会の対応が不適切だったとの指摘が出ている。
13日金海市議会によると、市議会は12日から14日まで2泊3日の日程で済州島研修を実施している。全議員25人のうち23人と議会事務局の職員20人が参加した。研修に投入された予算は4149万ウォンである。
研修プログラムは人工知能(AI)を活用した議会活動実習、予算・決算審査の手法、行政事務監査の実務などの教育と、済州環境資源循環センター、済州エネルギー公社新再生エネルギー広報館、済州道立美術館の見学などで構成された。MBTI診断も日程に含まれた。
問題は研修の時期である。金海は最近、猛暑と干ばつが重なり、農業用水の不足など被害が拡大している。地域を代表する作物のタンカンは栽培面積の約30%が日焼け被害を受けた。金海地域の貯水池貯水率も12日基準で27.5%にとどまり、平年の49.9%水準だった。
とりわけ研修が始まった12日は、国家消防動員令に基づき全国から消防隊員と装備が慶尚南道地域に投入され、給水支援に乗り出した初日だった。金海でも消防車両20台が農家への緊急給水を支援した。
こうした状況で市議の大半が地域を離れて済州島で研修を行い、市民感情とかけ離れた行動だとの批判が出た。
金海市議会側は研修を中止または延期するのは難しかったとの立場だ。第10代議会に初当選の議員が多く、来月の定例会と行政事務監査を前に事前教育が必要だったという。あわせて既に契約された日程であり、研修を中止または延期する場合には違約金など現実的な負担もあったと説明した。
実際、今回の研修には予算・決算審査と行政事務監査など下半期の議会活動に向けた教育が含まれている。ただし機関見学や美術館観覧など教育以外の日程も含まれており、研修の適切性をめぐっては論争が続いている。
金海市議会だけでなく、慶尚南道の他の基礎議会も同時期に済州研修を実施した。宜寧郡議会も金海市議会と同じ日に済州島へ2泊3日の研修に出発した。咸安郡議会も5日から7日まで済州島で教育研修を行った。