西太平洋で台風が3個同時に北上している。第13号「ドルフィン」と第15号「チャンホム」に続き第16号「ペイロウ」まで発生したためである。ただし現在の予想進路を見ると、3つの台風はいずれも朝鮮半島に直接的な影響を与える可能性は大きくないとみられる。
10日、気象庁によると第16号台風ペイロウ(PEILOU)は前日午後3時、グアム北北西約890㎞の海上で発生した。ペイロウはマカオが提出した名称で、鳥の一種を意味する。
ペイロウは同日午前3時時点で中心気圧996hPa、最大風速毎秒20mの勢力で東に移動している。11日には東経155度付近まで移動した後、北東方向へ向きを変える見通しである。その後は急速に勢力が弱まり、13日には熱帯低気圧に変わる見通しだ。気象庁はペイロウが72時間以内に熱帯低気圧へ弱まるとみている。
ペイロウが朝鮮半島方向ではなく東に向かうのは、周辺の大気の流れの影響によると分析される。現在の発生位置周辺では台風を東へ押し出す指向流が形成されており、日本列島や朝鮮半島側へ接近する可能性は低い状況である。
先に発生した第13号台風ドルフィンは中国東部の浙江省沿岸に上陸した。その後は中国内陸に沿って北上しながら勢力が弱まる見通しである。
第15号台風チャンホムは3つの台風の中で朝鮮半島に最も近づく見通しである。ただし現在の予想進路どおりであれば、台風自体が韓国に直接上陸したり強風半径が朝鮮半島を覆うことはないとみられる。
チャンホムは日本の東の海上に沿って北西進した後、13日ごろに独島(日本名:竹島)南方の海上付近で熱帯低気圧に弱まる見通しだ。これにより週の中盤以降、台風に残った雨雲が日本海方面に流入する可能性がある。
気象庁は現時点まで、3つの台風のうち韓国に直接的な影響を与える可能性が大きい台風はないとみている。