女子学生と身体の写真などをやり取りした疑いで捜査を受けていた10代の男子学生が、警察の家宅捜索を受けた当日に死亡したことをめぐり、遺族が警察の強圧的な捜査が原因で極端な選択に至ったとして、国家と警察官らを相手取り損害賠償訴訟を提起した。
5日、京郷新聞によると、死亡したA君の遺族は6月、国家とソウル松坡警察署所属の警察官2人を相手取り、3億ウォン規模の損害賠償請求訴訟を提起した。
A君は未成年の女子学生とインスタグラムのダイレクトメッセージ(DM)を通じて身体に関する写真や動画などをやり取りした疑いで、昨年4月、児童・青少年の性保護に関する法律違反の疑いで告訴された。
その後、松坡警察署の捜査官5人は昨年7月13日午前、A君の自宅を訪れ、携帯電話やノートパソコンなどを対象に押収捜索令状を執行した。当時、家には両親はおらず、未成年のA君と成人した姉だけがいたと伝えられている。
遺族側は、捜査官らが両親が到着する前に黙秘権を適切に告知しないまま「これはとても大きな過ちだ」「罪が多くて覚えていないのか」などと発言し、A君に心理的圧迫を加えたと主張した。
遺族側代理人は「法定代理人がいない状況で未成年者に対し有責性を断定する発言をしたのは、適正手続きの原則と未成年者保護義務に反する」とし「A君に極度の恐怖心と罪悪感を植え付けた違法な捜査だ」と主張した。
A君は押収捜索が行われた同日午後9時20分ごろ、マンションの屋上から転落して死亡した。
遺族側は「A君が告訴事件に関連するDMの内容を整理した後、死亡に至った」とし「捜査過程で受けた心理的圧迫と死亡との間には因果関係が認められる」と主張した。
※抑うつ感など口にしにくい悩みがある場合や、周囲に同様の困難を抱える家族・知人がいる場合は、自殺予防相談電話☎109またはSNS相談「マドゥレン」で24時間、専門家の相談を受けられる。