ソウル中区のソウル駅バス乗換センターで市民がバスを利用している。/News1

ソウルで乗用車なら1時間かかる距離を大衆交通で移動すると1時間12分36秒かかることが分かった。大衆交通と乗用車の移動時間の差は全国17の市・道の中で最も小さかった。一方、チュンナムでは同じ距離を大衆交通で移動する場合、乗用車より1時間52分48秒多く要した。

2日、ソウル研究院スマート交通研究室が発表した「都市指標と大衆交通利用の関係分析」報告書によると、ソウルの大衆交通時間比率(PCTR)は1.21であった。

PCTRは乗用車の移動時間に比べて大衆交通がどれだけ長くかかるかを示す指標である。両交通手段の所要時間が同じなら1、大衆交通が乗用車より2倍長くかかるなら2と表示する。数値が低いほど大衆交通の時間競争力が高いことを意味する。

ハン・ヨンジュンソウル研究院研究委員とチョン・サンミ研究員は、各市・郡・区庁など地方自治体の行政機関を主要地点に定め、地域別に少なくとも25の移動経路を調査した。同一の日時にNAVER道案内が提示した最適通行時間を乗用車と大衆交通別に比較し平均値を算出した。

ソウルに次いでPCTRが低いのは釜山で1.46であった。乗用車で1時間かかる道を大衆交通で移動する際、約1時間28分かかる計算だ。インチョンは1.54、光州は1.76、チェジュは1.77、キョンギは1.82であった。テグは1.97、カンウォンは2.00と調査された。

大衆交通の移動時間が最も長いのはチュンナムであった。PCTRが2.88で、乗用車で1時間の距離を大衆交通では2時間52分48秒ほど要した。チョンナムも2.66と高かった。チョンブクは2.36、チュンブク2.35、ウルサン2.20、キョンナム2.19、キョンブク2.13、テジョン2.05であった。

大都市と道地域の格差も鮮明であった。特別市と広域市は大半がPCTR2を下回ったが、一般の道地域では2を超えるところが多かった。ソウル研究院は、都市機能が集積する大都市は鉄道やバスなど大衆交通の基盤施設が密で、目的地までの移動時間が相対的に短いと分析した。

移動時間は実際の大衆交通利用にも影響した。国内17の市・道を比較した結果、PCTRが高いほど大衆交通の利用率は低下する傾向が見られた。大衆交通が乗用車より長くかかるほど、市民がバスや鉄道を利用しにくくなったという意味である。

鉄道駅とバス停、バスが多いほど大衆交通の利用者は増えた。人口密度と総人口に占める勤労者の割合が高い都市も大衆交通の分担率が高かった。逆に高齢者の割合が高いほど大衆交通の分担率は低下する傾向を示した。

海外都市でも似た結果が確認された。オーストラリア・メルボルンでは、単位面積当たりの地下鉄駅数が10%増えると、1人当たりの大衆交通利用回数が4.1%増加することが分析された。ブラジル・サルバドールでは、PCTRが15%改善されると大衆交通利用回数が13.1%増えると予測された。

ソウル研究院は、国内17の市・道と海外55カ国91都市の人口・経済・交通データを基に今回の研究を進めた。生活費と交通基盤施設、交通手段別の移動時間、乗用車規制政策などが大衆交通の利用率に及ぼす影響を併せて分析した。

研究陣は「都市別の主要指標の変化が大衆交通需要に実質的な影響を与え得る」とし、「全国に同一の政策を適用するより、都市構造と人口特性、交通インフラ水準に合わせて政策を別様に設計すべきだ」と述べた。

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