31日、ソウル中区の清渓川で開かれた「水ちゃぷんちゃぷん行事」を訪れた市民が、水をはね上げ合い暑さをしのいでいる。/ファン・チェヨン記者

「ソウル市内で足を浸せる場所があるのが不思議で、炎天下なのに渓谷のように冷たくて暑さを感じない。」

31日午前11時30分、ソウル中区清渓川で会ったファン・ボラム(44・女性)はこう語った。ファン氏は子どもの休みに合わせて朝早く江原道から来たかいがあったと述べた。続けて「博物館や美術館など屋内を回っていたところ、清渓川で『チャムボンチャムボン』という行事を初めて始めると聞いて来てみた」と話した。

ソウル鐘路区昌信洞から孫娘と約40分歩いて清渓川に来たというイム姓の人物(62・女性)は「汗だくになって歩いてきたが、冷たい水に足を浸すと暑さがすっと消えるようだ」と語った。続けて「思ったより水がとても冷たく、プールに来たみたいだと子どもが明日もまた来ようと言っている」と述べた。

31日、ソウル中区の清渓川の水辺で「ちゃぷんちゃぷん」行事を楽しむ市民が、色とりどりの水遊び用シューズを借りて履き、水をはね上げ合いながら暑さを冷ましている。/ファン・チェヨン記者

ソウル市はこの日から8月9日までの10日間、夏の市民体験型の祭り「2026 清渓川水チャムボンチャムボン」を運営する。行事期間中は午前11時から午後6時まで、清渓川の清渓瀑布から広通橋の間の120メートル区間で自由に水遊びを楽しめる。昨年初めて開催した際には5万2000人余りが訪れた。

都心の河川である清渓川はこの日からプールのように様変わりした。普段は足だけ浸せるが、行事の時は水の中に入ってもよい。清渓川の脇には椅子とテーブル、日よけなどが設置された。水遊び用の靴も無料で借りられる。

31日、ソウル中区の清渓川「ちゃぷんちゃぷん」祭りで、ある保育園の子どもたちが団体で清渓川を訪れ水遊びを楽しんだ。/ファン・チェヨン記者

この日、清渓川のあちこちでは色とりどりの水遊び用の靴を借りて履いた市民が石を踏んで水路を行き来した。水を跳ね上げたり互いに水をかけ合ったりして暑さをしのいだ。ある保育施設が団体で清渓川を訪れた。子どもたちの笑い声が絶えなかった。行き交う市民はもちろん、外国人観光客も携帯電話を取り出して水遊びの様子をひっきりなしに撮影した。

イタリアから来た旅行客ノイミ・バリデス(34・女性)は「今年の欧州は本当に暑く、屋内にもエアコンがあまりなくて大変だった」とし、「ところがソウルの都心には涼しい渓谷のような場所があって本当にうらやましい」と述べた。

オランダから来た留学生イングリッド・コルクイル(46・女性)も「韓国の夏は湿度が高く、どこでも汗をものすごくかく」と述べ、「サンバイザー(つばのある日よけ)やサンスプレーなどを持ち歩いて暑さをしのいでいるが、清渓川で足を浸した人々の表情が皆明るかったので、自分も一度浸してみようと思って来た」と話した。

ソウル市は安全のため行事に先立ち2回にわたってコケの除去作業を行い、水質も追加で点検した。ソウル市関係者によると「最近の清渓川の水質を点検したところ、河川水の水質環境基準6等級のうち最も良い1等級を受けた」と説明した。

31日、ソウル中区の清渓川の水辺で外国人観光客が酒を飲んでいる。/ファン・チェヨン記者

清渓川では最近、一部の来訪者が幸運を祈って投げた硬貨を無断でさらっていったり、入浴用品を持ち込んで体を洗ったりするなど、眉をひそめる事案が相次いで浮上し、論争となった。ソウル市は祭りと並行して前日から監視要員を配置した。過料賦課のための制度整備にも乗り出すことにした。

ただしこの日も、行事区間から約2キロメートル離れた場所では、外国人の一行が酒盛りをしていた。清渓川に群れて座りビール缶を分け合って飲みながら大声で騒いだが、制止する者はいなかった。

ソウル市関係者は「現在、計40人が交代で巡回している」とし、「迷惑行為が発生すれば指導しているが、すべてを把握するのは容易ではなく、成熟した市民意識も必要な状況だ」と述べた。

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