1950年代に政治ゴロとして名を馳せたイ・ジョンジェのトンデムン派を継承するとする組織暴力団40人が警察に摘発された。

ソウル警察庁広域捜査団広域犯罪捜査隊は「トンデムン派」組織員21人、これと連合した暴力団体「サンゲ派」「イテウォン派」「イーグルス派」など組織員19人の計40人を、暴力行為等処罰に関する法律違反などの容疑で検挙したと23日明らかにした。このうちトンデムン派の行動隊長A氏(33)など14人は拘束された。

2024年のトンデムン派組員による結束イベントの写真。/ソウル警察庁提供

警察によるとA氏らは2017年から今年2月までトンデムン派として活動した。地域の中学・高校在学当時にいわゆる「チャン(不良のトップ)」と呼ばれた16人を勧誘して勢力を拡大した。「われわれは解放後のイ・ジョンジェ会長から続く由緒ある組織だ」として加入を勧誘したとされる。

新入りの組織員は合宿所で生活し、組織のヒエラルキーや処世などを学び、暴力行為に加担するなど暴力団体活動を行った。後輩は先輩を「兄貴」と呼び、自分を「弟」と称さねばならなかった。語尾に「申します」を付け、両膝に手を置いて腰を90度に折る日本のヤクザ流のあいさつもした。組織員は胸の真ん中に組織名の「東大門」を漢字で入れ墨することを強要されることもあった。

合宿所での生活を終えると、組織行事で屏風のように整列してトンデムン派の威勢を誇示したり、他組織との紛争が発生すれば即時出動する「非常打撃隊」の役割を担った。2月にはソウル・カンナムのある飲食店で口論となり、組織員29人を招集して相手組織員を含む50余人が集団で乱闘を繰り広げた。

トンデムン派の組員。/ソウル警察庁提供

警察は捜査を通じて初めて、位階と綱領、連絡体系を備えた「団体性」を確認し、暴力行為処罰法上の暴力団体活動容疑などを適用して検察に送致した。警察は、彼らが投資リーディングルームを運営するなどの犯罪を犯した情況も把握し、追加捜査を進めることにした。

ペ・ウンチョルソウル警察庁広域犯罪捜査2係長は「個別の暴行や恐喝事件を一つにつなげ、持続的な位階と団体性を備えた組織の全貌を明らかにした点に意味がある」と述べ、「暴力犯罪団体と認定されれば、加入または活動した事実だけでも処罰でき、組織員が犯した犯罪も加重処罰できる」と説明した。

続けて「若年層が組織暴力団になれば外国車に乗って大金を稼げると錯覚することもあるが、実際には合宿所で暴行され、昼夜を問わず非常招集に応じねばならない」と述べ、「脱退しようとしても報復され得る以上、暴力団の生活にロマンはないという点を強調したい」と語った。

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