息子を選挙管理委員会の職員として採用させ、特恵まで与えた容疑で起訴されたキム・セファン前中央選挙管理委員会事務総長に実刑判決が言い渡された。
16日、インチョン地裁刑事12部(シン・サンリョル部長判事)は宣告公判を開き、職権乱用権利行使妨害と国家公務員法違反の容疑で起訴されたキム前事務総長に懲役2年を言い渡した。
裁判部は、キム前事務総長に証拠隠滅や逃走のおそれはないとして法廷拘束はしなかった。
裁判部は「誰にでも平等な機会が付与され、法と原則が同一に適用されるという社会的約束は、社会を支える最小限の基盤だ」とし、「公職者は国民から付与された公的権限において、誰よりも厳格な公正性と透明性を備えなければならない」と説明した。
続けて「被告人は選管(選挙管理委員会)の高位公職者としての本分を忘れ、息子のために経歴採用や官舎提供など全般にわたり職権を乱用して部下職員に義務なき行為をさせた」とし、「それだけでなく国家公務員試験に関しても不当な影響を及ぼした」と量刑理由を明らかにした。
また「努力すれば報われるという公正の原則を崩し、実力と努力で公職に進もうとした若年層をはじめ国民に喪失感と無力感を与えた」と付け加えた。
キム前事務総長は2019年11月、息子がインチョン市選管傘下のカンファグン選管の8級公務員として採用されるよう影響力を行使した容疑などで裁判にかけられた。
また、息子を1年でインチョン市選管の事務処に転入させる際、法令に反して官舎を提供させた容疑のほか、家賃を代わりに支払わせた容疑も受けた。
キム前事務総長の息子はカンファグン庁で勤務した後、経歴公務員の競争採用を通じて選管に転職した。
当時、中央選管の事務次長だったキム前事務総長は、自身と親交の厚い人物を面接委員に選定し、面接前に電話して息子の受験事実を知らせたことが調査で判明した。