12日夜、会社員のキム姓の人物(32)はLGエレクトロニクスのスマートホームプラットフォーム「LGシンクQ(ThinQ)」アプリでリビングのエアコンをつけようとしたが、「サーバー接続失敗」の表示が出てリモート操作に失敗した。同じ日にカン姓の人物(38)もアプリの不具合で予約終了機能を設定できなかった。カン姓の人物は「アプリが起動せず、エアコンをつけたまま眠ってしまい、未明に寒くて目が覚めた」と語った。
スマートフォン1台で家電を制御するスマートホームサービスが拡大するなか、家電と利用者をつなぐ中核プラットフォームで不具合が相次ぎ、消費者の不便が増している。
15日、オンラインコミュニティなどによると、LGシンクQアプリでは12日午後9時30分から13日午前1時まで接続障害が発生し、13日午後10時30分から14日0時まで不具合が再発した。一部の利用者にはアプリのメイン画面の代わりにエラー画面が表示されたり、接続自体が行われなかったりした。
猛暑が続いた13〜14日、グーグルプレイストアにはアプリ接続とエアコン制御の不具合を訴えるレビューが約400件投稿された。利用者は直近2〜3週間、夜間にアプリ接続の遅延と家電連携の不具合が繰り返されたと主張した。主な症状は無限ローディング、登録家電の接続切断、「サーバー点検中」の案内が繰り返されることなどだった。
不具合が主に夜間から未明に集中し、エアコンだけでなく洗濯機、空気清浄機、スタイラー、冷蔵庫などシンクQ連携家電のリモート制御や詳細設定にも支障が生じた。
LGエレクトロニクスは12日の障害原因をサーバー容量不足、13日の障害原因をプログラムの不具合と把握した。LGエレクトロニクスの関係者は「暑さで利用者が集中し、12日夜にサーバー容量が不足して直ちに増設したが、13日には増設後も利用者が再び集中し、プログラムの不具合が発生した」と説明した。
ただしLGエレクトロニクスは14日以降に提起された一部の不満は、同社サーバーではなく個別の通信環境や使用条件に由来した可能性が高いとみている。
LGエレクトロニクスはシンクQアプリのリモート制御機能を家電本来の性能ではない補助機能と位置づけている。しかし専門家は、モノのインターネット(IoT)家電が一般化した状況では、アプリやサーバーの不具合を単なる付加サービスの障害としてのみ捉えるべきではないと指摘する。
キム・シウォル建国大学消費者学科教授は「過去にはアプリがリモコンを代替する補助手段だったが、現在のIoT環境では消費者の認識と製品の利用様式が変わった」と述べ、「アプリの不具合が電気料金など金銭的負担につながり得るなら、より迅速に改善すべきだ」と語った。