5・18民主化運動を嘲弄したとの論争に巻き込まれた培材高野球部の学生選手が、問題となった応援スローガンに関し「ヘイト表現だとは知らなかった」という趣旨の経緯書を提出したことが分かった。

パジェ高等学校野球部の選手団が6日に光州の国立5・18民主墓地を訪れ、参拝している。/News1

9日中央日報の報道によると、大韓野球ソフトボール協会(KBSA)が国民の力のパク・スミン議員室に提出した培材高野球部の学生選手36人の経緯書には、多数の学生が「『スターバックス』『タンクデー』などの発言が5・18民主化運動を貶める表現だとは思わなかった」という趣旨で陳述した内容が盛り込まれている。学生らは「歴史的文脈を知らずに発言したが、深く反省している」と述べた。

問題となった「スターバックス行かなきゃ」というスローガンを最初に叫んだA君は、光州を卑下する意図はなかったと主張した。A君は経緯書に「ただチームの雰囲気だけを考えており、光州を卑下しようという気持ちは決してなかった」とし「ふと光州スターバックスの論争を思い出し、そのようなファイティングをすることになった」と記した。

A君はまた「試合が終わった後に大きな過ちを犯したと感じ、光州市民と学校関係者の方々に大きな罪責感を抱いている」と明らかにした。

「タンクデー」を叫んだB君も、当該表現が5・18と結び付くとは知らなかったという立場を示した。B君は「スターバックスでタンクデーのイベントをしていたのを思い出した」とし「5・18と関連があるとは知らず、スターバックスで何があったのかも知らなかった」と主張した。続けて「相手を卑下し嘲弄しようとして叫んだのではない。過ちを認識し反省している」と述べた。

ただし経緯書には、一部の学生が当時のスローガンの問題性を認識していたとみられる陳述も含まれた。ある学生は「試合中盤ごろに『スターバックス・パンヤ』というスローガンが出て、子どもたちに『スターバックスが急にどうして出てくるんだ』と聞いた」とし「5・18光州に関することだと聞き、やってはいけないと思った」と記した。

別の学生も「スターバックスの話を聞き、これは違うと思いA君に『おい、これは駄目だ。やめろ』と警告した」と陳述した。

光州一高の投手に向けた嘲弄的な発言が双方の対立を深めたという内容も出た。ある学生は「(光州一高の)投手が急に滑ると『なぜそうするんだ』『昨夜何してたんだ』と挑発し、怒った光州一高のコーチがダグアウトから出てきて『かなり我慢した。ほどほどにしろ』とおっしゃった」と明らかにした。

別の学生は「スターバックスのファイティングの時は相手チームのコーチは何も言わなかったが、『何してるんだ』の後に『お前たちは自分のファイティングだけしろ』と怒鳴った」と述べた。

嘲弄的な応援が試合序盤から繰り返されたという陳述も経緯書に含まれた。ある学生は「試合開始の序盤から相手を嘲弄するファイティングをうちのチームが何度か行い、途中で審判がうちのチームに向けて警告した」とし「相手チームの一塁走塁コーチも、嘲弄するなと何度か継続して警告した」と記した。

学生らは問題のスローガンが出た時点についてもそれぞれ陳述した。一部は「2回か3回ごろに突然『スターバックス行かなきゃ』が出た」「4回の攻撃の時にスターバックスの話をしていて、誰かが大声で『タンクデー』と言った」と明らかにした。

培材高は論争となったスローガンを叫んだA君とB君を生活教育委員会に付議するなど、校内の懲戒手続きに入った。6日には光州一高を訪れて謝罪し、光州一高は翌日、培材高野球部への善処を要請した。

大韓野球ソフトボール協会は1日にスポーツ公正委員会を開き、培材高野球部に6カ月間の全国大会出場停止の懲戒を科した。培材高は8日、大韓体育会スポーツ公正委員会に当該懲戒処分の再審を申請した。

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