応援口上をめぐる論争で全国大会6カ月出場停止の懲戒を受けた培材高が再審を申請する。これにより培材高野球部が8月に開かれる鳳凰旗全国高校野球大会に出場できるかに注目が集まっている。2027 KBO(韓国野球委員会)新人ドラフト前の最後の全国大会であるためだ。
培材高野球部の立場では、大韓体育会スポーツ公正委員会の審議結果が早く出て、懲戒の水準も大幅に減軽されてこそ出場できる。裁判所に仮処分申請を行い懲戒効力停止の判断を受ける方法も取り沙汰される。
◇培材高、大韓体育会に再審申請
培材高は大韓野球ソフトボール協会が下した6カ月の全国大会出場停止懲戒に関連し、上級機関である大韓体育会に再審を申請すると8日明らかにした。この日は再審申請ができる最終日である。
培材高野球部は先月第81回青龍旗全国高校野球選手権大会1回戦の光州第一高(光州日高)との試合中に「スターバックス行かなきゃ」「タンクデー」などのスローガンを叫んだ。5・18民主化運動を貶めたという論争が持ち上がり、大韓野球ソフトボール協会スポーツ公正委員会は重い懲戒処分を下した。
懲戒により青龍旗は2回戦没収負けで脱落し、今年下半期の全国大会出場も閉ざされた。残る主要大会は▲大統領杯全国高校野球大会(7月)▲鳳凰旗全国高校野球大会(8月)▲全国体育大会高校野球大会(10月)だ。培材高は懲戒と無関係に大統領杯と全国体育大会のいずれも出場権を得られなかった。
◇鳳凰旗、プロ野球・大学入試前の全国大会の機会
カギは鳳凰旗だ。8月6日から始まる鳳凰旗は地域予選なしで国内のすべての高校野球チームに出場資格が与えられる。プロ野球チーム入団と大学入試を準備する培材高3年生の選手たちにとって実力を証明する最後の機会というわけだ。
通常、大学は全国大会16強以上から加算点を付与し、プロ球団のスカウトも全国大会で有望株を発掘・検証する。
◇再審議決の時期は不透明…「効力停止」に期待
培材高が鳳凰旗に出場するための最善のシナリオは、大韓体育会スポーツ公正委員会の再審が今月中に開かれ、出場停止の懲戒が1カ月以内に縮小されることだ。培材高の謝罪後、光州日高と光州西中・日高総同窓会の双方が善処を求めたことから、減軽の可能性に期待が持てる。
問題は、スポーツ公正委員会が今月末に開かれる予定であるなか、培材高の懲戒案件が議論のテーブルに上るかどうかさえ不透明だという点である。大韓体育会は原則どおり再審申請をした案件の順に検討し、個別案件のための別途委員会招集は行わないという立場だ。
再審申請により懲戒効力が「一時停止」される点を踏まえると、培材高が鳳凰旗に出場できるという見方もある。大韓野球ソフトボール協会スポーツ公正委員会規程第38条によれば、性暴力や暴力、いじめなどの権益侵害事案に伴う懲戒でない場合、再審議を申請した日から再審完了の前日まで懲戒効力が停止される。
ただし大韓体育会関係者は「(懲戒事由に)人権侵害などがあり、再審申請に伴う懲戒効力停止の対象ではない」と説明した。
培材高が大韓体育会の再審手続きを待つ間、裁判所に大韓野球ソフトボール協会の懲戒効力を停止してほしいという仮処分申請をする方法もある。ただし論争で俎上に載った培材高の立場では、法的対応は負担が大きい状況だ。