国家有功者の名札/キョンギブクブ報勲支庁 YouTube 画面キャプチャー

6・25戦争に参戦した用護者の息子であるチェ・ウンギ(64)さんは、最近、未開封の「国家有功者の家」の銘板がオンラインで5万〜7万ウォン台で取引されている事実を知った。国家有功者への感謝と礼遇の意味で製作された銘板が売買の対象になっている点に衝撃を受けたと述べた。

チェさんは「父が国を守った国家有功者だという自負心が大きいが、銘板が取引されている状況は残念だ」とし、「銘板に国家有功者の尊名を刻めば売買する場合が減るだろう」と語った。

チェさんの問題提起をきっかけに、政府も国家有功者銘板制度の改善策の検討に着手したことが確認された。

「国家有功者の家」の名札。/国家報勲部 提供

29日のChosunBizの取材を総合すると、国家報勲部は国家有功者の銘板に有功者の名前を併記する案を検討している。報勲部関係者は「オンラインで銘板が取引される事例が発生したことに伴い、銘板製作時に希望者に限って姓名を記載する案などを多角的に検討中だ」と述べた。

これまで報勲部は国家有功者の銘板に名前を別途入れてこなかった。銘板が家の前に取り付けられるだけに、姓名が露出する場合、身辺の安全や個人情報侵害の懸念があるとみてきたためだ。

しかしここ数年、国家有功者の銘板がオンラインで取引される事例が繰り返され、対策を求める声が続いてきた。報勲部は今年2月、キャロット(karrot)やJoonggonaraなど主要な中古取引プラットフォームに対し、国家有功者銘板を取引禁止品目に指定してほしいとの公文を送った。販売掲示が見つかれば即時削除できるよう協力も要請した。

その後、主要な中古取引プラットフォームでは国家有功者の家の銘板の販売投稿を見つけにくくなった。ただし公開プラットフォームではない一般のオンラインコミュニティや個人間取引まで全て遮断するのは容易ではない状況だ。

報勲部が配布された銘板の実際の取り付け有無を一つひとつ確認するのも難しい。昨年末基準で全国に配布された国家有功者銘板は57万6000個余りに上る。

国家有功者の名札を販売するとする投稿がある中古取引サイトに掲載されている。/読者 提供

国家有功者の銘板は有功者本人と先順位遺族1人を対象に製作される。国家有功者、独立有功者、民主有功者、特殊任務有功者など4種類があり、別途の申請なく所轄の報勲官署が届ける。配布後は破損や紛失時に交換・修繕する方式の事後管理が行われる。

ただし名前を入れる方式が実際に導入されるまでには時間がかかる見通しだ。現在の銘板は、国家有功者が新規登録されるたびに個別製作する方式ではなく、一定数量をあらかじめ製作しておき支給する構造であるためだ。

政府関係者は「有功者一人が登録されるたびに銘板を製作するのではなく、あらかじめ製作しておいた銘板を登録された有功者に渡す構造のため、直ちに導入するのは容易ではないだろう」と述べた。

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