中東の戦争でホルムズ海峡に足止めされていた韓国船舶の大半が、米国とイランの終戦合意後に海峡を離脱し、危機状況は事実上、解消局面に入った。

ただし米国とイランの緊張が完全には解消されておらず、政府は残っている船舶に対する状況管理を続けている。

ホルムズ海峡を通過したマルタ船籍のオデッサ(ODESSA)号が8日、忠清南道ソサン・テサン沖に入域している。/韓国パイロット協会テサン港パイロット社会提供。

28日海洋水産部によると、前日までホルムズ海峡にとどまっていた韓国船舶2隻が追加で海峡を通過し、現在海峡内には韓国船舶3隻だけが残っている。

このうちドバイ港で修理中のHMM運用船ナム号は、来月中旬以降に出航が可能になる見通しだ。残りの2隻も積み込み作業などを終え次第、海峡を離脱する予定である.

事実上、特別な事情のある船舶を除けば、韓国船舶はすべて海峡を離れた格好だ。2月末の中東戦争勃発以降、約4カ月ぶりである。

海洋水産部もこの日、テキスト通知を通じて「現在、韓国の船会社が運航する船舶のうち通航を計画したすべての船舶は海峡を離脱した状況だ」と明らかにした。

終戦合意後、各国の船舶が相次いで海峡を離れているなか、韓国船舶は比較的速やかに撤収を終えたと評価される。戦争勃発当時、ホルムズ海峡内には韓国船舶26隻がとどまっており、これらは世界各国の船舶約2000隻とともに事実上海峡に孤立した。

政府は直ちに緊急対応体制を稼働した。海洋水産部は非常対策班と24時間の総合状況室を運営し、週末も毎日会議を開いて船舶運航状況を点検した。

危機感が最も高まった瞬間は先月4日、ナム号が攻撃を受けた時だった。当時、米国が海峡に孤立した船舶を撤収させる、いわゆる「解放プロジェクト」を推進していた最中に発生した事件で、政府の調査結果、ナム号はイランの対艦ミサイル攻撃を受けたことが確認された。ナム号は被弾で一部が破損したが、ホルムズ海峡にとどまっていた韓国人船員の間で人的被害は発生しなかった。

国際海事機関(IMO)によると、今回の戦争期間、ホルムズ海峡では世界各国の船舶40余隻がミサイル攻撃を受け、船員14人が死亡した。韓国船舶の船員は、長期間海峡に足止めされた状況でも契約終了に伴う下船を除けば、大半が船舶に残り正常に業務を遂行した。

終戦合意後に海峡を離脱した韓国船舶のうち、韓国を目的地とする船舶は現在までに3隻である。このうち原油200万バレルを積んだHMMの油槽船ユニバーサル・グローリー号は、来月中旬に麗水港に到着する予定だ。

海洋水産部の関係者は「まだホルムズ海峡に残っている韓国船舶3隻がすべて海峡を離脱するまで、緊張を緩めずに状況を管理する」と述べた。

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