「地方消滅の本質的な原因は結局は所得だ。良質な雇用がなく生活の質が低下するためである。地方でも安定的な所得さえ保障されれば安楽な生活ができる。ここに着想を得て、『日差し年金』を安定的に受け取れる地理情報をAIで実装するソリューション開発を試みた。」
イム・ジョンス(50)韓国国土情報公社(LX)AI革新処チーム長は24日、「AIチャンピオン・ハッカソン」決勝で披露した「カッと晴れて日が出る日」の開発趣旨をこのように説明した。イム・チーム長は同じ部署のイ・ドンギ(36)代理と「ドンドンズ」チームを組み出場したハッカソンで優勝(大賞)の栄誉を手にした。韓国で初めて開かれたAIハッカソンで優勝した「初代チャンピオン」となったわけだ。
ドンドンズ・チームは李在明政府が地域消滅対応政策として推進する「日差し年金」と、最近大企業のホナム地域半導体投資決定など、今後再生エネルギーの経済性が一層高まるとみて、太陽光発電の適地情報を取得できるツールを開発した。土地情報を基に、土地に関する各種公共データを結合した。
特に同じ町内でも海抜高度や地面の傾斜によって日射量に差がある点を見落とさなかった。国土地理情報院が提供する地形・傾斜度データを活用し、日射量が良い地域を選別した。
ソリューション発表の場では、専門家で構成された審査委員の質問が相次いだ。
「時間がもっとあったならどの部分を改善したかったか」という質問に、イム・チーム長は「地図データが不足している。時間がもっとあったなら地図データを追加したはずだ」と答えた。
「目的性は明確だが、もし失敗するなら何が理由だと思うか」という質問も出た。イム・チーム長は「まだ失敗を予断するのは難しい」としつつも、「もし失敗するなら太陽光設置費用が継続して上昇しており、これが変数になり得る」と答えた。
審査委員だったチョン・サンウォンESTsoft代表は、審査後にハッカソン関係者に「ドンドンズチームのソリューションに対する知的財産権を購入したい」という意思まで示した。
これについてイム・チーム長は「公社の次元で検討が必要な事案のようだ」としながら、「ハッカソンで開発した成果物について、現場で活動する企業人から肯定的に評価されたので気分が良い」と述べた。
イム・チーム長とイ代理はともに外部のSI企業で勤務した後、公社で専門経歴職採用を通じて入社した。現在公社ではAI革新処所属として、組織AX(AI大転換)方策とソリューション開発を担当している。
2人に今後の計画を尋ねた。イム・チーム長は「AIをより積極的に活用して多様なサービスを実装してみようと思う」とし、「これまで試験的に作ったプログラムも高度化し、実際に使用できる方策を模索する」と語った。
イ代理は「自分の実力でどこまでできるかを確かめたい気持ちで出場した大会で優勝までして感激している」とし、「1泊2日の間ハッカソンをしながら他の出場者のアイデアを見てインサイトを得た。こうしたインサイトを業務へとつなげていく」と述べた。