チェ・ヨンチョル消防庁長官職務代行が全国消防指揮官会議を主宰している。/消防庁提供

上司のいわゆる「カプチル(権限乱用)」に苦しみ自ら命を絶った女性消防官の事件を機に、消防庁が組織文化の実態を全数点検する。

消防庁は全国消防指揮官会議を緊急開催すると25日明らかにした。消防庁は26日に開かれる会議で、組織内の不当な慣行と非行については地位の高低を問わず厳正に対応する方針を伝える予定だ。

消防庁はまた、庁長職務代行を団長とする「組織文化革新TF(タスクフォース)」を稼働することにした。▲不条理な組織文化の改善 ▲監察機能の補完 ▲公益通報窓口の活性化 ▲非行に対する厳正な賞罰および人事措置などを主要課題として検討中だ。

消防庁は、通報などにより確認される違法・不当行為については関連規定に基づき厳正に措置する一方、類似事例が繰り返されないよう制度的な補完策も併せて用意することにした。

光州広域市消防本部所属の20代の女性消防公務員が昨年死亡した。国務調整室政府合同公職服務点検団の監察結果、被害者は会食への参加を強要され、2024年7月から昨年10月までの15カ月間に酒席に24回出席した。一部の会食は未明まで続き、酒席で「署長と課長の間に座れ」「署長にあいさつして酒を受けろ」「気楽にオッパ(兄さん)と呼べ」といった要求も頻繁だったことが調査で分かった。

被害者が自ら命を絶った後、遺族がクァンサン消防署に監察を要請したが、消防署側は被害者の上司から公式会食は3回だったという陳述だけを取り、「特異事項なし」として監察を終結した事実も確認された。特に被害者の死亡後に作成した免職人事に関する公文書で、死の背景にあたかも「彼氏(婚約者)との問題」があるかのように内容を歪曲したことが明らかになった。

チェ・ヨンチョル消防庁長職務代行は「今回の事案を非常に重く厳粛に受け止めている」と述べ、「全国消防指揮官会議を通じて公職規律を確立し、組織文化革新TFを中心に組織内部の問題点を綿密に点検する」と語った。

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