18日午前7時、ソウル中区「ソウル路7017」。専門防疫業者の従業員10人が大型植木鉢やベンチ周辺を行き来し、慌ただしく動いた。ベンチの隙間やコンクリートの亀裂には殺虫剤が散布され、植木鉢の周囲にはベイト型薬剤が設置された。ゴキブリが薬剤を食べて生息地に戻り、他の個体と分け合って食べる方式である。
最近ソウル路7017でゴキブリが大量に見つかり論争が拡大すると、ソウル市が緊急防疫に乗り出した。ソウル路7017でダニや蚊ではなくゴキブリを対象に別途の防疫を実施したのは今回が初めてだ。
◇現場点検でゴキブリ生息地を確認
この日の防疫作業は、ソウル路7017に設置された大型植木鉢642個とベンチ、歩行路周辺の隙間などを中心に約2時間進めた。前もってソウル市が防疫業者と現場を点検した結果、大型植木鉢「トリフィット」内部の土とベンチ、コンクリートの隙間でゴキブリの生息地が確認された。
ソウル路7017で発見された種はニホンチャバネゴキブリと把握された。ニホンチャバネゴキブリは湿った環境を好む種で、都心の緑地や花壇周辺で見つかる場合がある。ソウル路7017は高架道路上に造成した人工の歩行公園だが、大型の植木鉢が多く、鉢の中の土や構造物の隙間があるため、ゴキブリが身を隠して生息しやすい環境になったとの分析だ。
防疫業者の関係者は「気温が上がりながらニホンチャバネゴキブリの個体数が増えている」と述べ、「ソウル路7017だけでなく首都圏の都心緑地空間やマンション団地でも頻繁に現れている」と語った。
防疫は市民と観光客が多く行き交う空間である点を考慮して進めた。ベンチなど人が接触し得る施設物には人体への危害性が低い成分の殺虫剤を使用した。ベイト型薬剤もペットなどが直接触れないよう、別途の容器に入れて設置した。
防疫業者の従業員は「ゴキブリがベイト型薬剤を生息地に持ち帰り、他の個体と分け合って食べるため、防除効果が大きい」とし、「通常3日ほど経つと効果が現れる」と説明した。
◇「夜間の観光名所」だが…ゴキブリで苦境
ソウル路7017はパク・ウォンスンソウル市長在任当時の2017年に開業した。約600億ウォンを投じ、ソウル駅の高架道路を空中歩行公園に変えた都市再生事業である。ソウル駅からスンネムン一帯を見下ろすことができ、夜間の観光名所としても挙げられた。年間来訪者は600万人以上だ。
しかし最近、ある外国人がソウル路7017で撮影した映像がオンラインコミュニティやソーシャルメディアで拡散し、論争になった。「夜にソウルを散策すると見られるもの」というタイトルの映像には、ソウル路7017の花壇やベンチ周辺でゴキブリ数十匹が歩き回る様子が収められていた。(☞「都市再生の象徴」と言いながら…ソウル路7017、夜ごとゴキブリで「苦境」)
市民と外国人観光客が多く訪れる都心の歩行公園でゴキブリが大量に出没した事実が知られ、衛生管理への指摘が提起された。ソウル市が緊急点検に続き大規模な防疫作業に乗り出した背景である。
◇「一度ではだめだ」…10月まで毎月防疫
ただしソウル市は、一度の防疫だけでゴキブリを完全に除去するのは難しいと見ている。すでに植木鉢や構造物の隙間などに生息地が形成されている以上、持続的な管理が必要ということだ。
防疫業者の関係者は「複数回の防疫を継続してこそ効果がある」とし、「越冬に入る前までに個体数を最大限減らすことが重要だ」と説明した。
ソウル市は来週にも追加の防疫作業を進める予定だ。続いて10月まで毎月1回の定期防疫を実施することにした。中区保健所も別途で月1回の追加防疫に乗り出す。
ソウル市の関係者は「ゴキブリの生息問題を認知した後、迅速に防除作業に着手した」と述べ、「継続して点検し、定期防疫を通じて市民の不便を最小化する」と明らかにした。