開催が中止となった北漢江ウルトラマラソンの広報ポスター。/ホームページ画面より

「北漢江ウルトラマラソン大会」が開催までおよそ10日を残して中止となった。先に「ソウル漢江ウルトラマラソン大会」が地方自治体の承認を得られず頓挫したのに続き、今回の大会も行政手続きの不備で開催が不発に終わった。

北漢江ウルトラマラソン組織委員会は16日、「大会中止案内および謝罪文」を掲載し「6月27日に開催予定だった北漢江ウルトラマラソン大会をやむを得ず中止することになった」と明らかにした。組織委は「行政手続きを不十分なまま締めくくり、大きな混乱と失望を招いた点は弁解の余地のない組織委の落ち度だ」とし「責任を痛感する」と述べた。

組織委は参加者に金銭的被害が発生しないよう参加費の全額を決済取り消しすると明らかにした。続けて「今回の出来事を痛恨の教訓とし、今後は行政手続きと安全対策を徹底的に補完して、より信頼される大会としてお目にかかりたい」と述べた。

組織委が当初に掲出した謝罪文には大会中止の背景がより具体的に盛り込まれていた。組織委は地方自治体とコースを協議し行政承認を得ようとしたが、最終調整の過程で大会開催が頓挫した趣旨だと説明した。また「最近、関係機関の河川公園占用許可の管理と安全管理基準が大幅に強化された」と明らかにした。

大会参加を申し込んだ人々はソーシャルメディア(SNS)などを通じて「許可も受けていない状態で参加者を募集したのか」「きちんと手続きを踏んでいないのになぜ開催を告知したのか」といった反応を示した。組織委関係者は「大会中止を告知する前に参加申込者と疎通した」と説明した。

16日に北漢江ウルトラマラソン組織委員会が掲載した「大会中止」案内文。/ホームページ画面より

ウルトラマラソンは一般マラソンのフルコース(42.195km)より長い距離を走る競技である。コースが複数の行政区域にまたがる場合が多く、地方自治体との事前協議が必須だ。公園や河川敷、自転車道を利用する場合、施設使用や占用許可なども受けなければならない。

しかし自治体の承認を受けないまま大会を推進して頓挫する事例が繰り返されている。先月16日に開催予定だったソウル漢江ウルトラマラソン大会も、ソウル市からコース承認を受けないまま参加者を募集し、大会の前日に中止された。

ある京畿道の基礎自治体関係者は「マラソン大会は施設物の使用をはじめ、自転車道の占用許可、生活体育法(韓国のスポーツ振興関連法)上の安全承認などの手続きを必ず経なければならない」とし「これを飛ばして大会を開くとして参加者を募集するのは不適切だ」と述べた。

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