石炭を積み西海から東海へ向かっていた北朝鮮の貨物船が中国海域で沈没したことが17日に伝わった。船舶の沈没地点が通常の航路とかけ離れているため、石炭の違法な洋上積み替えを試みる中で沈没したという観測も出ている。
この日、米国の声(VOA)放送は2025年12月14日午後、中国浙江省舟山市の東方13海里(約24km)の海上で気象悪化により投錨していた北朝鮮の貨物船「運船7号」が沈没したと報じた。
当該報道は国際海事機関(IMO)の海洋事故記録を根拠としている。IMOの記録によれば、運船7号は操業中だった中国漁船に衝突され沈没した。船員は中国漁船により救助され、人命被害はなかった。
運船7号は当初、西海の南浦から東海の清津へ移動するとIMOに知らせていたが、事故は中国の舟山海域で発生した。南浦からの直線距離は1014kmに達し、済州とも直線距離で500km以上だ。
事故海域は、国連安全保障理事会傘下で活動していた対北朝鮮制裁委員会の専門家らが、北朝鮮船舶による違法な石炭の洋上積み替えおよび制裁回避活動が頻発する地域として挙げてきた場所である。
このため、北朝鮮が中国海域で船舶間の石炭取引に当たる洋上積み替えを試みる中で事故が発生したのではないかとの指摘が出ている。目的地の清津もまた国際社会の疑念を避けるための虚偽報告である可能性があるとの指摘もある。
ニル・ワッツ前国連安保理対北朝鮮制裁委員会専門家パネルはVOAに「寧波・舟山海域は北朝鮮産石炭を運ぶ船舶間の洋上積み替えが行われる場所としてよく知られている」と述べた。
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