ユ・スンミン大韓体育会長が、第9回全国同時地方選挙(6・3地方選挙)で蚕室の開票所だったソウル松坡区オリンピック公園ハンドボール競技場周辺の抗議活動が長期化していることを受け、「民・刑事上の責任を含むあらゆる法的対応策を検討する」と明らかにした。ハンドボール競技場に入居する種目団体が事務室に出入りできず、国家代表の支援や国際大会の準備など体育行政が麻痺しているためだ。
ユ会長は15日、ソウル松坡区ソウルオリンピックパークテルでハンドボール競技場入居種目団体と記者会見を開き、「大韓体育会と会員種目団体は、現在発生した業務妨害と被害が確認される場合、責任ある措置を取る」と述べ、このように語った。
ユ会長は「ハンドボール競技場内の体育行政空間への出入り制限が長期化し、国家代表支援、国際大会準備、種目団体の運営など中核の体育行政業務が深刻に麻痺している」とし、「現在のように正当な事由なく職場への出入りが制限され、正常な業務遂行が不可能な状況が長期間続いては決してならない」と述べた。
今回の抗議は6・3地方選挙当時の投票用紙不足事態の後、蚕室の開票所だったオリンピック公園ハンドボール競技場周辺で始まった。5日から続く抗議はこの日で11日目を迎えた。大韓体育会によると、ハンドボール競技場にはハンドボール、フェンシング、ウーシュー、セパタクロー、山岳、ダンススポーツ、ウォータースキー・ウェイクボード、水中・フィン水泳、ビリヤードなど9種目団体の事務室が入居している。
ユ会長は、体育団体は現在の対立と無関係な被害者だと強調した。ユ会長は「この空間を利用する選手と指導者、体育行政家は現在の対立と何の関係もない」とし、「単純な不便を超え、国家が委託した公共業務が妨げられ、体育人の生存権が侵害されている状況だ」と述べた。
とりわけ国際大会の準備に支障が出ていると体育会は説明した。アジアフェンシング選手権大会への参加を控えるフェンシング国家代表選手団は、機材の搬出に困難をきたしている。大会は19日に始まり、選手団は16日に出国予定だと伝えられた。インチョン世界フィン水泳選手権大会を準備中の大韓水中フィン水泳協会も資料と機材の搬出に支障を来している。
ハンドボール競技場入居団体は、会計機器や共通認証書、法人カード、大会用品などを適時に搬出できていないとされる。体育会はこれにより、国家代表と指導者、種目団体職員の給与支給、税金・公共料金の納付、国内外大会の参加支援など必須の行政業務も遅延していると明らかにした。
ユ会長は「当初は事態がここまで長期化するとは考えられなかった」とし、「入居団体の困難が雪だるま式に膨らんでおり、体育界の代表者として立ち上がらざるを得なかった」と述べた。続けて「国民には参政権と集会の自由があるため、平和的に解決するのがよいと考えた」としつつも、「協議もしてみて多様な努力もしてみたが、これ以上は方法がないとの考えに至り、声を上げざるを得ない」と述べた。
体育会と種目団体は、抗議側と出入り問題を複数回協議したが、合意には至らなかったと伝えられた。一部の抗議者が事務室内部の撮影などを出入り条件として要求し、協議が不成立になったという説明だ。警察は双方の衝突の可能性を懸念し、議論を調整してきた。
ユ会長は政府と警察の対応も促した。ユ会長は「政府と警察は体育団体の被害を厳重に認識し、迅速な事態収拾策を講じてほしい」とし、「ハンドボール競技場内の体育行政空間に対する出入りと業務遂行が直ちに保障されることを強く要求する」と述べた。
ユ会長は、抗議そのものを否定するわけではないとした。ユ会長は「体育人は憲法が保障する集会・示威の自由を尊重する」としつつも、「いかなる権利も、他の国民の権利と公共の機能を侵害する方式で行使されてはならない」と述べた。さらに「われわれには他意はない。選手支援と体育現場の管理、アジア大会の準備過程で選手と指導者、体育人の被害がこれ以上大きくならないことを願う気持ちだけだ」とし、「さらなる憶測は控えてほしい」と付け加えた。
ユ会長はまた「体育会は選手と指導者を支援するのが第一の任務だ」とし、「この部分だけは強力に対応する」と述べ、「可能であれば早期に公権力を投入し、事務処が円滑に回るよう支援をお願いしたい」と語った。