生活苦に直面する二十歳の大学生が中古取引プラットフォームにおかずを分けてほしいという投稿をしたところ、近所の住民が食べ物や生活必需品を手渡したという話が伝わった。
11日、複数のオンラインコミュニティやソーシャルメディア(SNS)などに大学生A氏の事情が書かれた投稿が掲載された。A氏は自らを、地方から今年初めてソウルに上がって一人暮らしを始めた大学生だと紹介し、自身の事情を伝えた。
A氏は最近、中古取引プラットフォーム「キャロット(karrot)」に「少しでも助けてください」というタイトルの投稿を載せた。A氏は「うちも裕福なほうではなく、いま家計が傾いていて小遣いもまったくもらっていない」とし、「奨学金を受けても学費に充てるので別に取り分けられず、アルバイト代は家賃の支払いで全部消える」と書いた。続けて「できるだけ耐えて耐えたが、あまりにきつくてこうして書く」とし、「着られなくても見られなくても本当に大丈夫だが、お腹があまりにも空いている」と述べた。
A氏はまた「できるだけ家で少しずつ作って食べようとしても、おかずがないので白飯だけでは喉を通らない」とし、「もし余裕のある方がいれば、おかずを本当に少しだけ分けてほしい。キムチだけでもいただけたらとてもありがたい」と書いた。
A氏の投稿が上がった後、地域住民の支援が続いたと伝えられている。住民はA氏におかずやラーメン、菓子、肉、レトルト食品、飲料などを手渡したという。一部の住民は自ら車を運転して食べ物を届けに来て、別の住民はA氏が負担を感じないよう静かにおかずだけ置いて立ち去ったとされる。A氏は、ある住民がA氏を抱きしめ、連絡先に「姫」と保存したりもしたと伝えた。すでに十分に受け取ったと伝えたが、食べ物を欠かさず持たせて帰った隣人もいたという。
事情を知ったネットユーザーは「助けを求める勇気を出したこと自体がよいことだ」「まだ温かい隣人が多い」「自分の子どもがあの状況だったらどうだろうかと思いを巡らせる」といった反応を示した。