第9回全国同時地方選挙(6・3地方選挙)でソウル市長候補として出馬していた改革新党のキム・ジョンチョル最高委員が、投票用紙不足事態に関連して申請した証拠保全を裁判所が認めた。
9日、法曹界によると、ソウル東部地裁民事第51単独のキム・ジヨン部長判事は、キム最高委員の投票用紙保管箱などに対する証拠保全申請を一部認容した。保全対象は投票用紙保管箱と投票所を撮影した閉回路(CC)TVなど4件である。本投票紙と投票箱に対する証拠保全申請は却下した。
裁判部は、ソウル松坡区チャムシル7洞第2投票所で見つかった「印刷枚数1900枚」などの表記がある投票用紙保管箱と、その包装材一切の現状を確認し、これを封印して裁判所庁舎内に保全することにした。
このため、チャムシル7洞第2投票所が設置されていたウソンアパート敬老堂の内外で、10日午後3時に検証手続きを実施することにした。裁判所関係者は「投票用紙不足が核心問題であるため、投票用紙保管箱に何枚入っているかが表記された事項を確認しようとする手続きだ」と説明した。
裁判部は、投票所と投票箱の保管場面を撮影したCCTV映像を収めた記録媒体の提出も命じた。
チャムシル7洞第2投票所は、6・3地方選挙の本投票当日に投票用紙が不足し、投票が夜10時まで延長された場所である。投票用紙不足事態に抗議する人波が押し寄せ、投票箱は5日午前になってようやく松坡区の開票所へ移された。開票場所のオリンピック公園ハンドボール競技場では、この日までデモが続いている。
キム最高委員はソーシャルメディア(SNS)を通じて裁判所の認容事実を伝え、「客観的な検証と証拠確保を通じて、疑惑に誠実に答える」と述べた。さらに「事実関係が確認されるまで、純粋な国民の怒りが政治的に悪用されないよう、私たち皆が冷静さを守ろう」とし、「民主主義を正しく立て直す道は、怒りをあおることではなく、事実を明らかにすることだ」と述べた。