釜山ヘウンデ海水浴場前のグランドジョソンホテル外壁に設置された超大型メディア電光掲示板で防弾少年団(BTS)のミュージックビデオが上映されている。/News1

防弾少年団(BTS)の釜山公演を前に、日本人ファンが釜山のある宿泊業者に予約確認を問い合わせたところ、暴言を浴びせられ予約を取り消されたとの主張が出ている。一部宿泊業者による一方的な予約取り消しや料金引き上げに加え、外国人観光客への応対問題まで浮上し、論争が拡大している。

9日、オンラインコミュニティやソーシャルメディア(SNS)などには、BTSファンである日本人A氏が最近釜山のある宿泊業者とやり取りしたメッセージとSNS投稿が拡散している。A氏は宿泊予約プラットフォームを通じて釜山のあるホテルを予約した後、チェックイン方法やエレベーターの有無、予約の自動取り消しの可能性などを問い合わせたという。

A氏が公開したメッセージには5日、宿泊業者と交わした会話内容が含まれていた。A氏が「チェックイン方法を教えてください」「エレベーターはありますか」「予約が自動的に取り消される場合はありますか。安心して大丈夫でしょうか」と尋ねると、宿側は罵倒に当たる表現を使ったうえで「予約取り消し、ご苦労さま」と答えた。

A氏はSNSに「昨日、出先で取ったホテル予約が無断で取り消される事例をよく聞くようになり、不安になって尋ねたのが非礼だったのか」と書いた。続けて「翻訳機を使っても理解できず信じがたい内容だったため、このような宿泊をしなくて幸いだ」と述べた。

/オンラインコミュニティの画面を引用

経緯が知られると、オンライン上では宿側の対応を批判する反応が相次いだ。ネットユーザーは、外国人観光客に不適切な応対をした、あるいは釜山の観光イメージに悪影響を及ぼし得る、という趣旨の意見を出した。一部には、同様の被害を防ぐため宿泊業者の商号を公開すべきだと主張する声もあった。

A氏はただ、宿泊予約プラットフォームの対応を待っているとしながら、「怨恨や営業妨害だと非難されるのが怖くて」ホテル名は公開しないと述べた。

BTSは12〜13日に釜山で公演を行う。BTSが釜山で公演するのは、2022年10月の2030釜山世界博覧会誘致祈願コンサート以来初めてである。公演を前に、一部宿泊業者が既存の予約を取り消したり、価格を大幅に引き上げたという民怨が相次いだ。

政府によると、先月29日までに受け付けられたBTS釜山公演関連の宿泊不便申告は311件だった。このうち予約取り消しが256件と最も多く、高額料金に関する申告は48件だった。

警察も宿泊業者に関する疑惑を精査している。釜山警察庁反腐敗・経済犯罪捜査隊は、既存の予約を取り消させた後、同じ客室をより高い価格で再販売した疑いが持たれている釜山地域の一部宿泊業者を詐欺容疑で捜査している。警察は、予約取り消しの理由が実際にオーバーブッキングによるものだったのか、価格を上げて再販売するためだったのかなどを調べている。

政府と関係機関は、宿泊の便乗値上げに関する論争を防ぐための対策も進めている。政府は、価格引き上げや再販売を目的に既存の宿泊予約を一方的に取り消した場合、手付金を返還し、取り消された宿泊料金の200%を追加賠償するよう消費者紛争解決基準の改正を準備している。消費者紛争解決基準とは、消費者被害が発生した際の返金や賠償の基準として活用される基準を指す。

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