ソウル江南区清潭洞の成人向け放送スタジオが性平等家族部から青少年有害業所に該当するとの有権解釈を受けたなか、江南区庁が当該業者に対する制裁手続きに着手した。このスタジオは近隣の小学校から約100m離れた場所にあり、これまで住民の苦情が続いてきたが、「スタジオ賃貸業」として登録されているため、直接的な制裁には限界があった。
8日江南区庁によると、区庁は先月末、当該業者が建築物台帳上の用途と異なる形で施設を運営していた事実を確認し、建築法違反に基づく是正命令を出した。業者側には1カ月間の意見提出期限が付与された状態だ。
区庁は性平等家族部の有権解釈を踏まえ、今月初め当該業者に対し、青少年有害業所の標識掲示についても案内した。青少年保護法上、青少年出入り・雇用禁止業所に該当する場合は「19歳未満青少年出入りおよび雇用禁止業所」の標識を掲示しなければならない。
江南区庁はこれとは別に、当該業者が教育環境保護に関する法律や大衆文化芸術産業発展法など関連法令を順守して運営されているかも確認している。検討結果に応じて追加の行政措置に乗り出す方針だ。
当該スタジオはインターネット放送の進行役、いわゆるBJが出演する「エクセル放送」を撮影する場所として知られている。エクセル放送は視聴者の支援規模に応じて出演者が順位を競う方式のインターネット放送である。この過程で挑発的なダンスやポーズなどが行われる場合があり、一部では「サイバールームサロン」と呼ばれている。
住民はこれまで、当該スタジオが小学校近くにあるうえ、放送出演者が撮影後に大通りで喫煙して受動喫煙の被害を誘発し、子どもの教育環境にも否定的な影響を与えていると主張してきた。江南区保健所は住民の苦情などを反映し、先月当該スタジオ前の通りを禁煙区域に指定し、喫煙禁止と違反時の過料賦課内容を記した案内ステッカーを設置した。
これまで当該業者は「スタジオ賃貸業」として登録されており、青少年有害業所と判断しにくいとの指摘があった。だが性平等家族部が先月初め、当該業者を青少年有害業所に該当すると解釈したことで、行政措置の根拠が整った。現行法上、青少年出入り・雇用禁止業所決定告示に該当する業所は教育環境保護区域で営業できない。
ただし有権解釈だけで区庁が直ちに営業停止などの強い制裁を行うのは容易ではない状況だ。業者側が処分に反発して行政訴訟などに踏み切る可能性があるため、区庁はまず建築法違反の有無など個別法令に違反した事項から確認して措置している。
江南区庁関係者は「青少年有害業所として有権解釈を受けたという事実だけで直ちに営業停止処分を下すことはできない」と述べ、「教育環境保護法上の禁止行為や禁止施設に該当するかどうかなどを、複数の関係部署で検討し、法的論争の余地がないよう手続きを進める」と語った。