たった1日、ソウルの城北区で世界各国の料理を一度に味わえる祭りが開かれる。大使館の料理人が直接披露する伝統料理から城北区の地域有名店、環境に優しい食材を活用した気候美食まで、多様な食が城北路一帯を埋め尽くす。

「ソンブク世界料理フェスティバル・ヌリマシル」の広報映像。/ソンブク世界料理フェスティバル・ヌリマシルのYouTube映像より

ヌリマシルは城北区と城北文化財団が主催しソウル市が後援する世界グルメフェスティバルだ。城北区には40余りの大使館公邸と複数の大学が集積している。祭りはこの地域特性を生かし、世界各国の料理と文化芸術を紹介する行事として2008年に始まった。当初は多文化グルメ祭として開かれ、2019年に現在の名称へと変わった。今年で18回目を迎えた。

今年の祭りのテーマは「地球味대로(マデロ)」だ。地球上の多様な人々がそれぞれのやり方で生きる暮らしと食文化を共に楽しもうという趣旨を込めた。祭り当日、城北路一帯にはグルメや公演、フリーマーケットなど約100のブースが設けられる。

最も目を引くのは大使館の料理だ。今年は城北区に位置する26カ国の大使館が参加する。昨年の19カ国より7カ国増えた。大使館で勤務する料理人が直接参加し、各国の伝統料理を披露する予定だ。日頃は接する機会の少ない現地の料理を近い距離で体験できる。

昨年開催されたソンブク世界料理フェスティバル・ヌリマシルの会場風景。/ソウル城北区提供

地域の有名店も参加する。城北区の著名な路地店や地域コミュニティが参加するグルメブースが運営される。普段は行列必至の地域飲食店の料理も一堂に会して味わえる。低炭素・環境に優しい食材を活用した料理を紹介する気候美食の専門ゾーンも設けられる。

祭りの料理はリユース容器で提供される。城北区は2022年から祭り会場で使い捨て品の使用を制限している。来場者はリユース容器に盛られた料理を受け取った後に返却すればよい。個人の容器を持参すれば、持ち帰りの包装も依頼できる。通りの随所には座っても立っても飲食できる簡易テーブルが設置される。

昨年開催のソンブク世界料理フェスティバル・ヌリマシルで開幕を告げるパフォーマンスが行われている様子。/ソウル城北区提供

公演と体験プログラムも続く。地域住民が直接参加する大規模パレード「星の星ショー(ピョレピョルショー)」が祭りの幕を開ける。各国の文化が交わる見どころを披露する予定だ。子ども向けの文化体験も用意された。「星別冒険(ピョルビョルモホム)」区画では世界の伝統衣装体験や多文化の遊びなどが行われる。通りの各所では地域芸術団体のパフォーマンスやバスキング公演も開かれる。

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