サムスン電子のいわゆる「労組ブラックリスト」疑惑を捜査中の警察が最近3度目の家宅捜索を実施し、関係者のコンピューターとメッセンジャー資料を確保した。
京畿南部警察庁は1日の記者懇談会で「前回の家宅捜索過程で特定したIP使用者4人と、サムスン電子が別途に告発した事件の被疑者1人に対して先週家宅捜索を実施した」と明らかにした。
警察は先月28〜29日に彼らが使用したコンピューターを確保し、メッセンジャーのやり取り内容などを収集しており、現在分析作業を進めている。捜査チームはいわゆるブラックリスト文書の作成経緯と報告体制などを確認する方針だ。
先に警察は先月8日、サムスン電子ギフン事業場内のサーバーを家宅捜索し、当該文書に反復的に接続した4件のIPを確認して使用者を特定した。ただし当該使用者が実際の文書作成者かどうかはまだ確認されていない状況だ。
現在IP使用者4人は参考人身分である。警察は分析結果に応じて被疑者への切り替え可否を検討する予定だ。
警察はまた先月中旬、社内メッセンジャー資料の確保に向けた2回目の家宅捜索も実施した経緯がある。
警察は、最近サムスン電子と労組が「労組未加入者ブラックリスト」疑惑などをめぐる告訴・告発を取り下げることで合意したことに関連し、「まだ正式な取下書は受理されていない」とし「関連事件は親告罪ではないため、取り下げが行われても捜査は引き続き進む」と説明した。
サムスン電子は先月9日、身元不詳の社員が他の役職員の個人情報を利用して労組加入の有無が記載された文書を作成したとして、個人情報保護法違反容疑で捜査を依頼した。
続いて先月16日には、社内のセキュリティシステムを通じて役職員の個人情報を無断収集・提供した容疑で社員1人を追加で告訴した。
当該告訴事件は最近、サムスン電子の労使が賃金・団体協約の交渉を妥結する過程で取り下げることで合意したが、警察は関連疑惑全般に対する捜査を続けている。