ソウル西大門区のソソムン高架車道の撤去現場で発生した崩落事故の影響で、韓国鉄道公社(コレイル)が27日、始発から列車の運行を中止するか、運行区間を調整した。
コレイルによると、この日運行を中止した列車は計138本だ。KTXとKTX-山川(サンチョン)などの高速鉄道が87本、ムグンファ号とITX-マウムなどの一般列車が51本だ。
路線別では、京釜線(ソウル〜釜山)57本、全羅線(龍山〜ヨスエキスポ)24本、湖南線(龍山〜木浦)23本、東海線(ソウル〜浦項)12本などが運行しない。
運行区間を調整した列車も162本だ。京釜線のKTX列車はソウル〜ヘンシン区間を運行せず、京釜線のITX-セマウルも水原〜釜山区間のみ運行するかたちだ。全羅線のKTXもソウル〜ヘンシン区間は運行を中止し、全羅線のITX-マウムも水原〜ヨス区間のみ走る。江陵線と中央線のKTX-イウムはソウル駅まで行かず清涼里駅で発着する。
ソソムン高架車道の撤去現場で前日午後2時31分ごろ、上板構造物が崩落する事故が発生した余波だ。事故でソウル駅〜新村駅間の電車線に触れて停電が発生し、残骸が線路をふさいだ。これによりソウル駅を中心に事故地点より北側にある駅との運行が難しくなった。
列車の運行が中断されたり区間が急きょ調整されたりし、ソーシャルメディア(SNS)を中心に当惑する反応が相次いだ。あるネットユーザーは「今日(列車で)ソウルに上がろうとしたが、水原で降りて再びバスに乗り換えなければならず、予想より到着時間が大幅に遅れることになった」と語った。
1号線と京義中央線(文山〜龍山〜龍門)の電車は正常運行する。京義線は文山駅から水色駅の区間のみ運行し、ソウル駅から水色駅までの区間は走らない。
現在、事故現場で復旧作業が進行中で、列車の正常運行の時期はまだ定まっていない。コレイルは復旧作業が終わり次第、電車線と線路、信号設備などを点検した後、正常運行の可否を判断する計画だ。
コレイルは事故収拾まで出発・到着駅が変わる可能性があるとして、列車を利用する前に必ずアプリケーション「コレイルトーク」などで確認してほしいと呼びかけた。
運行中止または20分以上遅延した列車は、乗車券を払い戻しても違約金は発生しない。利用した列車が20分以上の遅延運行となった場合は、遅延時間に応じて遅延補償金を受け取ることができる。