人事権乱用の疑いで告発された元監査院事務総長のユ・ビョンホが、警察を相手取り告発状の公開を求めて起こした行政訴訟で敗訴した。

ユ・ビョンホ監査委員が2月、ソウルの麻浦区にあるソウル警察庁公共犯罪捜査隊に被疑者として出頭している。/News1

25日法曹界によると、ソウル行政法院行政14部(イ・サンドク部長判事)は3月、元事務総長ユ・ビョンホがソウル警察庁長を相手取り提起した情報公開拒否処分取り消し訴訟で、原告敗訴の判決を言い渡した。

先に尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権当時に監査院で実権を振るったとされる元事務総長ユ・ビョンホは、昨年6月に李在明政権が発足した後、監査院の内部調査で職権乱用権利行使妨害の疑いが把握され、11月に告発された。

監査院は、元事務総長ユ・ビョンホが特定の4級以上公務員を指名し、序列および等級の引き上げを指示した状況を把握したとして、直接告発状を提出した。

これを受け、元事務総長ユ・ビョンホは1月、監査院が提出した告発状の公開を求める情報公開請求を行ったが、警察は内容の70%を墨消しし一部のみを公開した。この決定に不服として訴訟を提起したという経緯だ。

ただし、裁判部は告発状が情報公開法の規定する「非公開対象情報」に該当すると判断した。

告発状には勤務成績評価の対象者と評価者の氏名、対象者の言動、元事務総長ユ・ビョンホが圧力を行使したとする状況などが記載されており、公開すれば捜査機関の職務遂行が困難になり得るとの理由からである。

裁判部は「墨消しした部分は、今後の捜査過程で被疑者の取り調べを通じて原告の立場を確認すべき事項だ」とし、「情報公開法のみならず刑事訴訟法の捜査準則上も、事件関係人に関する事実や個人情報などは被疑者が閲覧・複写できない」と判断した。

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