グループBTS(防弾少年団)メンバーのジョングクや財閥総帥、ベンチャー企業代表などの個人情報を不法に収集し、これらの金融資産と暗号資産を奪った犯罪組織の総責任者が検察に送致される。
21日、警察などによると、ソウル警察庁サイバー捜査課は特定経済犯罪加重処罰などに関する法律違反など計18件の容疑で、中国国籍の総責任者A氏を22日に勾留送致する。A氏をはじめ総責任者2人と組織員32人が相次いで逮捕され、組織は事実上瓦解した。
この組織は2022年5月から昨年4月まで、有名人や資産家などを相手にSIMカードを複製したり不正開通して資産を奪取した疑いがある。収監中または軍服務中で直ちに確認・対応が難しい人物らを犯行対象に狙った。
組織は271人の個人情報と金融情報を奪取し、21人が財産被害に遭った。7人も被害を受けるところだったことが判明した。未遂額を含めた犯罪被害規模は734億ウォンに達する。
ハッキング被害者は企業の会長・代表・社長70人、企業役員5人など企業関係者が75人で最も多かった。政治家・法曹人・公務員11人、芸能人・インフルエンサー12人、体育人6人、暗号資産投資家28人、自営業者8人などが被害を受けたと把握された。
実際に金銭被害を受けた21人は、企業の会長・代表・社長・役員10人、芸能人・インフルエンサー3人、暗号資産投資家3人、その他5人だった。
警察は昨年、タイ警察、韓国インターポールと合同作戦を展開し、バンコクの隠れ家に身を潜めていた総責任者B氏を検挙して韓国へ送還した。
B氏と一緒にいたA氏は不法滞在者として現地に拘禁していたが、現場証拠物を検証し単純な共犯ではなく共同総責任であることを確認し、今月追加で送還してきた。
警察は3年11カ月間の捜査の末、組織を一網打尽にした。警察はインターポールの犯罪手口共有体制である「ボラ手配書」を発信し、世界各国の捜査機関に新種のSIMカード複製犯罪の手口と予防情報を伝播した。