義母を暴行して死亡させた後、遺体をキャリーケースに入れて遺棄した疑いで起訴されたチョ・ジェボクが初公判で一部の容疑を否認した。法廷では殺意もなかったと主張した。
テグ地裁刑事13部(チェ・ヒイン部長判事)は21日、殺人、死体遺棄、特殊重監禁致傷などの容疑で勾留起訴されたチョ・ジェボクの初公判を開いた。
チョ・ジェボクは3月18日、テグ中区のオフィステルワンルームで義母の50代女性A氏を長時間暴行して死亡させた後、遺体をキャリーケースに入れて近くの河川敷に遺棄した疑いで起訴された。
事件は同月31日、市民が「不審なキャリーケースがある」と通報して明らかになった。警察は遺体の身元を確認した後、チョ・ジェボクを被疑者として特定し、同日午後にチョ・ジェボクと妻B氏を緊急逮捕した。
チョ・ジェボクは捜査過程で「うるさくしていら立った」「荷物の整理をしなかった」という趣旨で犯行動機を供述したとされる。
検察はチョ・ジェボクが平素から妻B氏に暴行と報復を繰り返し、犯行当時もB氏が抵抗しにくい状態だったと判断し、B氏は不起訴処分とした。
チョ・ジェボク側はこの日、死体遺棄の容疑などは認めつつも、特殊監禁および特殊重監禁致傷の容疑は否認した。
弁護人は「配偶者に『ヤクザを呼んで生き埋めにする』と言った事実はあるが、義母に言った言葉ではない」と述べ、「ホームカメラも犬を世話するために設置しただけで、監視目的ではなかった」と主張した。また、住居に施錠装置もなく、被害者らは任意に外出できたと付け加えた。
チョ・ジェボクは裁判部が殺意の有無を問うと「義母を殺すつもりは本当になかった」とし、「この程度殴ったからといって人が死ぬとは思わなかった」と答えた。
裁判部は次回公判でチョ・ジェボクの妻B氏を証人として呼び、犯行経緯や関与の有無などを確認する予定だ。
次回公判は7月2日午前10時に開かれる。