1日午前、ソウル城東区ソンス洞一帯で開かれた日本のアニメ兼ゲーム『ポケットモンスター』30周年イベントに大勢の人波が押し寄せ、催しが中断された。/聯合ニュース

16日に開催予定だったソウル漢江ウルトラマラソン大会が暫定延期となった。1500人余りが参加申請を終えた大会だったが、主催側がソウル市で正式な開催手続きを踏んでいないうえ、同日には大会区間近隣でドローンライトショーが予定されており、安全事故への懸念が提起されたためだ。

ソウル市はマラソン参加者とドローンショー観覧客の動線が重なり得るとして大会の開催を許可しなかった。主催側は「通行の自由を侵害する措置だ」として強行の意思を示したが、出発地の使用を承認していた東大門区庁が使用承認を取り消し、大会は結局開催できなくなった。

今回の事案をめぐり論争が起きている。正式な手続きを経ていない大規模行事は制限すべきだという意見がある一方で、公共空間の利用の自由を行政機関が過度に遮ってはならないとの反論も出ている。イテウォン惨事以降、多人数が集まる行事に対する安全管理が強化されるなか、個人の自由と公共の安全の均衡をどこに置くべきかという問題へと発展している。

グループBTS(防弾少年団)のカムバック公演が開かれた3月21日、ソウル光化門広場近くで検問・検索台(ゲート)通過の列が長く伸びた。/イ・ホジュン記者

◇イテウォン惨事以後に高まった安全基準

個人の自由を重視する側は、社会がイテウォン惨事以降、安全問題に過度に敏感に反応していると主張する。多くの人が集まる行事ごとに統制と検問が強化され、市民の不便が大きくなり、行事本来の活気と自律性が萎縮しているということだ。

防弾少年団(BTS)の光化門カムバックコンサートが代表的事例として挙げられる。当時、警察などは安全管理のため金属探知機と携帯型スキャナーを投入し、一部観覧客の荷物を確認した。観光客と通行人には一箇所に長くとどまらず引き続き移動してほしいと案内した。

これをめぐり一部市民は不便を訴えた。安全管理を名分に統制が過度に強化され、行事の熱気と自律性が低下したとの指摘も出た。韓流とKポップ行事の強みである開放性と躍動性が、過度な安全管理のなかで力を失い得るとの懸念も出ている。

ソーシャルメディア(SNS)インスタグラムに、石村湖桜祭りの点灯式が中止となり残念だとする投稿が上がっている。/インスタグラム画面

似た論争は春の行楽の現場でも見られた。先月5日午後、ソウル松坡区石村湖一帯には桜を見に来た市民10万人前後が押し寄せた。現場の混雑が深刻化すると、松坡区は安全事故の懸念を理由に石村湖一帯の照明を消し、一部区間を統制した。

桜を見に来た市民の間では「安全のための措置である点は理解するが、祭りを十分に楽しみにくかった」という反応も出た。大規模な人出が予想される行事で、安全管理と市民の利便の間の均衡をどこに置くべきかを示した事例だ。

◇「過剰対応」批判にも…大型事故の予防を優先

一方、イテウォン惨事のような大型事故を再び発生させないためには、多人数が集まる行事では安全を最優先に置くべきだとの声も大きい。警察と地方自治体が人波の密集可能性を事前に統制せずに事故が発生すれば、その責任は行政機関と社会全体が負わざるを得ないからだ。

1日、ソンスドン一帯とソウルの森で開かれた「ポケモン」行事も人出が殺到して安全懸念が提起されると、主催側が早期に中断した。当時、ソンスドンのカフェ通りには4万人、ソウルの森には12万人など計16万人が押し寄せたと伝えられた。ソーシャルメディア(SNS)には「ソンスドンに人が多すぎる」「イテウォン惨事のような事故が起きるのではと心配だ」という投稿が相次いだ。

パク・ジョンボソウル警察庁長はBTS光化門コンサート当時の過剰対応論争について「市民の安全に関しては過度に対応すべきだ」とし「安全を最優先に考えた」と述べた。

専門家は個人の自由と公共の安全のどちらか一方だけを絶対視することは難しいと語る。自由な活動と挑戦は尊重されるべきだが、公共の場で開かれる大規模行事は参加者だけでなく一般市民の安全まで併せて考慮すべきだということだ。

ある政府関係者は「イテウォン惨事以後、安全を最優先順位に置くべきだという教訓を得たが、これを根拠に個人の自由を無視したり抑圧してはならない」とし「安全と自由はともに進まねばならない。安全が担保されてこそ個人もより自由に行事を楽しめる」と語った。

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