薬物が入った飲料で男性2人を殺害した疑いなどが持たれる、いわゆる「カンブク(ソウル北部)モーテル連続殺人事件」の被告キム・ソヨン(20)側が、公判で改めて容疑を否認する趣旨の発言をしたと伝えられた。
ソウル北部地裁刑事合議14部(オ・ビョンヒ部長判事)は7日、殺人などの容疑で起訴されたキム被告の第2回公判を開いた。
この日の証人尋問は非公開で行われたが、被害者側の代理人であるナム・オンホ弁護士が、公判終了後に尋問過程をソーシャルメディア(SNS)に投稿した。
ナム弁護士によると、キム被告は証人として出廷した被害者に質問はあるかと裁判部が尋ねたところ、「被害者が過去に同意なく身体接触をしたことがあるか」という趣旨の質問をしたいと答えたという。
ナム弁護士はこれについて「被害男性から望まないスキンシップを受けた記憶があり、これから自分を守るために薬物入り飲料を渡したという主張をしたかったようだ」と述べた。
この日の証人尋問に出廷した被害者A氏は「キム・ソヨンが差し出したビタミン飲料を一口飲んでみると苦味がしたため飲むのを拒否したが、キム・ソヨンは『ワンショットしろ』と言って飲み干すよう強要した」と証言したとされる。
証人尋問を終えた裁判部は証拠調べのため、閉回路(CC)TV映像を法廷で再生した。映像にはナミャンジュのあるカフェのエレベーターで、意識が不明瞭に見える男性とキム被告が乗り込む様子が映っていた。
一方、キム被告は2023年12月中旬から2024年2月9日まで、20代男性3人に薬物入り飲料を手渡して意識を失わせたり死亡に至らせたりした容疑で、3月10日に勾留起訴された。
検察は、キム・ソヨンが消費欲求と経済的満足のために男性を利用し、その後の葛藤状況を回避したり被害者を制圧したりする目的で薬物入り飲料を手渡したと把握している。
キム被告はさらに、別の男性3人に対しても同様の手口で傷害を負わせた容疑で追起訴された。
裁判部は次回期日で2事件の併合審理の可否を決める予定である。次回公判は6月11日に開かれる。