ソウル江南のある小学校近くに、いわゆる「サイバールームサロン」と呼ばれる成人向け放送スタジオが入居し、子どもの学習権が脅かされているとの指摘が出ている。保護者の苦情を受けた警察と区庁はこのスタジオを点検したが、現行法上「教育環境保護区域」の制限業種とみなすことはできないと判断し、別途の措置を講じられずにいる。
27日聯合ニュースによると、江南区清潭洞のある小学校から約100m離れたビルの地下に、昨年3月に設立された「エクセル放送」専門スタジオであるA企画社が入居していることが分かった。エクセル放送は複数の女性インターネット放送進行者(BJ)を出演させ、扇情的なダンスや刺激的な行為をさせた後、支援金の順位をエクセル(Excel)文書のように整理して見せる放送である。
国税庁は昨年、選好性が高いエクセル放送を「社会規範を乱し健全な法秩序に反する有害コンテンツ」だとして「サイバールームサロン」と規定した。
江南区は教育庁の協力要請を受け、23日に警察・学校関係者らと当該スタジオを訪れ、教育環境法・青少年保護法違反の有無を点検する合同点検を実施した。しかしエクセル放送スタジオを止めることができる法律がなく、建物の外での喫煙を控えることと、BJの外出時の服装に注意するよう求めるにとどまった。
教育環境法は学校の境界から直線で200m以内の地域を教育環境保護区域に指定し、学生の保健・衛生、安全、学習と教育環境の保護を侵害する営業行為をしてはならないと規定している。しかしA企画社は教育環境保護区域に属するが「スタジオ貸与業」として登録されており、教育環境法が定める制限業種には当たらない。
警察と区庁は、スタジオ内に密閉された空間が確認されないという理由で、女性家族部告示による「青少年有害業所」にも該当しないとみた。学校は保護者に家庭通信文を送り、「子どもたちが毎日通る通学路で発生した不便事項を非常に厳重に認識している」とし、「約束された事項が現場で適切に履行されるか、関係機関と協力して継続的にモニタリングする予定だ」とした。