天然のウルルンド産ミョウガニンニク。/チョソンDB

春風が冬の冷気を押しのけると、山ニンニクの新芽が雪を突き破って顔を出す。ミョンイナムルという名でより知られる山ニンニクである。

ミョンイナムルという名前の語源には諸説がある。食べると耳が明るくなるとして「명이」(明耳)と呼ぶ説があり、ウルルンドへ移住した人々が食べる物がない時に山ニンニクを採取して命をつないだことから「명이」(命荑)という名が付いたという話が伝わる。実際、ウルルンド史には、高宗がウルルンドへ住民を移住させた際、食糧が不足し、雪の中から芽吹いた山ニンニクを食べて命をつないだという記録も残る。

ユリ科に属する多年生植物の山ニンニクは、ウルルンドをはじめ、内陸ではオデサンやチリサンなど深い山中で育つ。

カンウォン・インジェで育った内陸種の行者ニンニク。/インジェ郡提供

韓国産の山ニンニクは大きくウルルンド種と内陸種に分かれる。ほかの国でも山ニンニクが自生するが、内陸種と類似している。ウルルンド種は韓国にのみ唯一だという。内陸種はウルルンド種に比べて葉が細く長い。香りもより強い。内陸種は標高1000mを超える高山地帯に主に生息するが、ウルルンド種は標高300〜800m地点のウルルンド各所で自生する。

山ニンニクは生命力が強い植物とされる。冬の豪雪にも耐え、ほかの作物がうまく育たない松の木の下でもよく育つ。この強い生命力のため、カンウォンド地域では山ニンニクを「神仙草」「不老草」などと呼ぶこともある。

管理をしっかり行えば毎年収穫が可能である。葉を採取する際に1枚以上残して光合成が行われるよう管理すれば、翌年の生育が可能だという特徴がある。

山林庁の2024林産物生産調査によると、山ニンニクの国内生産量は1075トンに達する。生産額は約150億ウォン。主産地はウルルンドからインジェとホンチョン地域へ拡大している。

山林庁が選定した今月の林産物、行者ニンニク。/山林庁提供

山ニンニクにはニンニクに含まれる「アリシン」成分が入っている。抗菌と抗がん作用を持つ成分である。がん細胞の増殖を抑制するのに効果があるという。老化防止、滋養強壮、疲労回復、痛みの緩和、駆虫解毒にも有効だ。消化機能を促進する役割も担う。

山ニンニクの醤油漬けは豚肉とよく合う。特有のニンニクの香りが肉の臭みを抑えるためである。

山で採取する際は、似た姿の「パクセ」に注意すべきだ。パクセは強い毒性を持つ毒草で、摂取すると嘔吐や腹痛、脈拍低下、麻痺症状を引き起こす。山ニンニクとパクセは一見すると見分けが難しい。山ニンニクはニンニクの匂いがするが、パクセは葉の縁に毛がある点が異なる。

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