金建希(キム・ゴンヒ)夫人に公認(公認候補者指名)の請託の見返りとして高価な絵画を渡した疑いで1審で執行猶予を言い渡された元部長検事のキム・サンミンに対し、ミン・ジュンギ特別検事チームが懲役6年を求刑した。
特検チームは17日、ソウル高裁刑事6-2部(パク・ジョンジェ、ミン・ダルギ、キム・ジョンウ高裁判事)審理で開かれた元検事の結審公判で、請託禁止法違反の疑いについて懲役3年、政治資金法違反の疑いについて懲役3年、追徴金約4130万ウォンの言い渡しを求めた。判決期日は来月8日である.
特検チームは「本件の絵画は真正品の鑑定書がない状況でも十分に100万ウォンを超えると推定され、少なくとも100万ウォンを超える金品とみるのが相当だ」とし、「被告人に対する請託禁止法違反の成立は明白だ」と述べた。
元検事側は絵画が贋作で実質的価値がなく、嫌疑は成立し得ないと主張する。弁護人は、価値のない贋作を授受したのに真作だと思っていたという理由だけで処罰するなら、明白に罪刑法定主義に反すると説明した。
元検事は最終陳述で「検察組織の文化では上の者は下の者に費用負担をさせない」とし、「先輩(尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領)を外して夫人に贈り物の請託をするというのは、検察組織に身を置いたことのある人なら考えにくい。大統領を飛び越えて自分が金夫人に会うというのは想像できない」と述べた。
裁判部は結審に先立ち、この日午後に韓国美術品鑑定研究センター、韓国画廊協会の関係者を証人として呼び、絵画鑑定の意見を聴取した。センターと協会は当該押収物についてそれぞれ「真正品」と「贋作」という相反する鑑定を示した。
先に元検事は、1億4000万ウォン相当のイ・ウファン画伯の絵画「点から No. 800298」を購入した後、2023年2月ごろ金夫人側に渡し、2024年4・10総選挙の公認などを請託した疑いで昨年10月に拘束起訴された。元検事はまた、総選挙出馬を準備する過程で、事業家の姓キムの人物から選挙用車両の賃借料や保険金などの名目で4200万ウォンの寄付を受けた疑いも持たれている。
1審は当該絵画が金夫人に渡っていなかった可能性があるとして、政治資金法違反の疑いのみ有罪と認め、元検事に懲役6カ月、執行猶予1年を言い渡した。