呉世勲(オ・セフン)ソウル市長は6・3地方選で対決するとみられる共に民主黨のチョン・ウォノ候補に向け、「ソウルの格を高められるインパクトのある提案を持って、正々堂々と選挙に臨むべきだ」と15日に明らかにした。
呉市長はこの日、ソーシャルメディア(SNS)に「空虚な言葉遊びで『失われた10年』の影がよみがえる」という題名の文を掲載し、こう語った。
呉市長は「チョン・ウォノ候補の文化観光構想を見ると、一言で言えば『どうやってネズミを捕まえるかと問うているのに、ネズミの捕まえ方を探すと言うような格好』だ」とし、「『見せかけの観光ではなく、ソウルらしさで行く』。言葉だけ聞けば実に格好いい」と述べた。
続けて呉市長は「ところが具体的に問えば、ただ美しいソウル、観光客が訪れるソウルをつくるという言い方だ。レトリックしかなくディテールがない」とし、「このような無意味な修辞を繰り返すのは、千万人の市民の暮らしを担うとする候補として備えるべき最低限の礼儀ではない」と付け加えた。
先立ってチョン候補は14日、ソウルの3000万人観光客時代を開くための文化・観光公約を発表しながら「ソウルの未来は見せかけの造形物ではなく、ソウルらしさにある」と述べた。
これに対し呉市長は「ソウルのグローバル競争力を食い潰したその『レトリック行政』の影がチョン候補に再び見える」とし、「チョン候補は呉世勲市政の観光政策を『見せかけ』だと言った」と述べた。
続けて呉市長は「そうであれば、世界で累計1億人以上が訪れたDDPも見せかけなのか」とし、「パリのエッフェル塔、ロンドンのロンドン・アイも同じ見方をするのか」と語った。
呉市長はまた「市民はこの10年、高尚な言葉に閉じ込められてソウルがどう足踏みしたのかをはっきり記憶している」とし、「『人中心』、『マウル共同体(地域コミュニティ)』という空虚なレトリックに溺れ、都市再生という名の下で老朽化した居住地に壁画だけ描いて終わった歳月がどれほどか」と語った。
続けて呉市長は「『小さいことは美しい』という哲学に埋没して再開発・再建築を罪悪視し、整備区域389カ所を止めた結果が何だったのか」とし、「供給不足による住宅価格の急騰と老朽化した都心インフラという苦痛となって市民に返ってきた」と述べた。
呉市長は「市民はもはや中身のない言葉遊びにはだまされない」とし、「実質的に市民が納得でき、実現可能で、ソウルの格を高められるインパクトのある提案を持って正々堂々と選挙に臨むことを望む」と語った。