ハンガンバスを運航するホン・ドンファ船長とイ・チョンミョン船長は1日、ChosunBizのインタビューで運航の最優先原則として「安全」を強調した。指定航路と水深、気象基準などを総合的に勘案して運航可否を決定するという説明だ。
ホン船長は「指定航路のみで運航し、年2回ほど浚渫(土砂や異物を掘り下げて水深を深くする工事)を行い水深を管理する」と明らかにした。イ船長は「最高17ノットだが、水深と定時性を考慮して12ノットで運航する」と述べた。
ハンガンバスは昨年の導入初期、浅瀬区間で船底が接触するなど19件の事故があったが、その後、ハンナム大橋北端など8.9㎞区間について浚渫と水深調査を実施し、ブイの高さを1.4mから4.5mに引き上げた。今年は追加の事故は発生していない。
ホン船長は「視程が1㎞未満なら運航せず、3次元(3D)スキャニングと航路モニターで地形を把握して管理している」と明らかにした。
イ船長は「ハンガンバス事業をめぐり様々な話が出てはいるが、実際に乗った方々は従業員に『良い、楽しい』と多く話している」とし、「満足度も高く、搭乗客も継続的に増えており、前向きに見ている」と述べた。以下、ホン船長とイ船長との一問一答。
─ハンガンバスは自動運航なのか、船長が直接操舵するのか。
(イ・チョンミョン船長、以下イ) 「大型商船は自動航法装置を使うが、ハンガンバスにはない。100%船長が直接運転する。」
─航路をどのように確認するのか。
(ホン・ドンファ船長、以下ホン) 「操舵機の横に航路モニターがある。指定航路は白、当社の船の動線は赤で表示される。これを基準に運航する。水が流れる川であるため微細な誤差はあるが、大きく逸脱することはない。」
─航路で最も浅い地点はどれくらいか。
(ホン) 「約3m程度だ。この船の喫水は約1.8mで、最小区間でも1m以上の余裕がある。」
─最近遊覧船の座礁事故があったが、ハンガンバスは安全か。
(ホン) 「ハンガンバスの場合、ソウル市が指定した航路のみで運航する。該当航路については年間2回ほど浚渫を行い水深を確保する。必要なら追加の浚渫も可能だ。また航路モニターを通じて水深をリアルタイムで確認しながら運航している。ソウル市もハンガンバスが走る全区間について3次元(3D)スキャニングで地形把握を済ませた。ブイの高さも1.4mから4.5mに引き上げ、視認性を改善した。」
─雨が多く降って水位が上がっても問題はないか。
(イ) 「チャムス橋が基準だ。水面と橋梁の間の高さが7.3m以上確保されない場合は運航できないよう、マニュアルで定めている。」
(ホン) 「梅雨期のようにチャムス橋が水没すれば運航は不可能だ。」
─雨天時には運航を中断するのか。
(ホン) 「雨そのものより視界が重要だ。視程が1㎞確保されなければ運航しない。」
─最近、乗客数は大きく増えたのか。
(ホン) 「やはり春になり、周辺で花も咲くため需要が爆発的に増加した。今日も平日だがヨイナルだけで100人を超えて乗った。週末になると桟橋で待っていた人々が次の便に乗らざるを得ないほど多く乗る。週末は乗客が満席だと見ればよい。」
(イ) 「ハンガンバス事業をめぐっていろいろ言われはするが、実際に乗った人々は従業員に『良い。楽しい』と多く話してくれる。満足度も高く、搭乗客も継続的に増えており、前向きに見ている。」
─通勤用として導入されたが、始発が遅いという指摘もある。
(ホン) 「通勤用は定時性が重要だ。ただし、現在は定時性よりも安全性に焦点を当てている。運航を再開してから約1カ月が経ち、安全性が確立しつつあり、これからは定時性を高めることに焦点を合わせようとしている。第一段階として午前の急行路線新設を準備中だ。始発時刻を7時に前倒しする計画だ。急行路線ができればチャムシルからヨイドまで50分で到着できる。」
─現在、ハンガンバスは合計何隻あるのか。
(ホン) 「現在9隻ある。9隻のうち4隻はヨイナル―チャムシル区間に、3隻はマゴク―ヨイナル区間に投入されている。残り2隻のうち1隻は整備中、もう1隻は緊急投入用として予備船舶として管理中だ。追加で3隻がさらに入ってくる予定だ。すべて引き渡されれば合計12隻になる。」
─9隻の仕様はすべて同一か。
(ホン) 「少しずつ違いがある。現在9隻のうち5隻はハイブリッド(ディーゼル+電気)タイプで、4隻は100%電気推進船だ。ハイブリッド船は199人乗り、電気船は155人乗りである。追加で引き渡される船はすべてハイブリッド船だが、155人乗りとして導入する予定だ。」
─最大乗船人数に差があるのは船の大きさが異なるためか。
(ホン) 「船の大きさは同一だ。座席数によって差がある。155人乗りは199人乗りより座席の前後間隔に余裕があり、通路空間も広い。」
─ハンガンバスという通称のほかに船名は別にあるのか。
(イ) 「ナンバリング名称とソウルの名所に由来する名前がある。この船はハンガンバス-109号、あるいはハンガンバス-DDP号と呼ぶ。100%電気推進船だ。」
─船には乗組員が何人乗船するのか。
(ホン) 「船長1人、機関長1人、航海士1人、乗組員1人の計4人の乗組員が乗船する。」