31日、ソウル中区南大門の輸入商店街にあるウイスキーショップで在庫が積まれている。/イム・ヒジェ記者
コロナの時と比べるとどうか。むしろ当時のほうが売り上げは良かった。

31日、ソウル中区スンネムン輸入商街。ウイスキー店を営むキム・モ(60)さんは「客が本当にいない」と述べ、こう語った。安価で多様なウイスキーを購入できる「ウイスキーの聖地」とも呼ばれる場所だが、客より商人のほうが多かった。シャッターを下ろし空き店舗となった店も10軒を超えた。

別のウイスキー店も事情は同じだった。前日午前11時から午後6時までの訪問客は5人にとどまった。そのうえ酒を買わずに価格だけを尋ねる人のほうが多かった。

店主のパク・モ(72)さんは、最近は1日に10万ウォン台のウイスキーを5本売るのも難しいと吐露した。パク・モさんは「売れ残った酒が積み上がっている」とし、「為替レートのせいで価格は上がるが、客足が途絶えるのが怖くて販売価格を引き上げることもできない」と述べた。

米ドルに対するウォン(ウォン・ドル為替レート)が高止まりするなか、スンネムン輸入商街の商人の悩みが深まっている。販売する商品の大半が外国産か、原材料を海外から調達しているため、為替上昇がそのままコスト負担につながる構造だからだ。

31日、ソウル中区南大門の輸入商店街で商人たちが客を待っている/イム・ヒジェ記者

スンネムン輸入商街のウイスキー店の商人たちは、景気の悪化や、20・30代の間で酒を飲まない文化が広がった点などを、客足が減った要因に挙げた。

追い打ちをかけるように為替まで跳ね上がった。ソウル外国為替市場でウォン・ドル為替レートはこの日、取引時間中に1530ウォン台を突き抜けた。世界金融危機以降17年ぶりの高値だ。

ウォン・ドル為替レートは年初からすでに6%超上昇した。その分だけ高い価格でウイスキーを仕入れなければならないという意味だ。しかし価格競争力のため販売価格に反映できていない。スンネムン輸入商街では、ある1リットル(L)入りのバーボンウイスキーを4万ウォン台で販売していたが、市中価格より約5000ウォン安かった。

問題は、客がより安い価格を期待している点だ。チョン・モ(31)さんは「ウイスキーがすごく安いと聞いて来てみたが、市中価格との差が1万ウォンもなく、魅力を感じない」と語った。

30日、ソウル中区南大門の輸入商店街内で店舗の空きが見える。/イム・ヒジェ記者

原材料を仕入れて商品を作って売る商人はさらに厳しい表情だった。スンネムン輸入商街近くでアクセサリー製作事業を行うオ・モ(42)さんは、原材料の供給先とドル建てで取引するため為替に敏感にならざるを得ないと説明した。

オさんはこれまでウォン・ドル為替レート1450ウォンを基準に営業してきたが、中東情勢以降1500ウォン台まで上がり、売っても利益が残らない水準に追い込まれたという。オさんは「材料費は着実に上昇したが、納品価格は何年も据え置きだ」とし、「(ウォン・ドル為替レートが)1590ウォンまで上がれば、その時は本気で仕事を辞めることを考えないといけないようだ」と述べた。

30日、ソウル中区南大門市場近くの商店街で作業者がアクセサリー製作の作業をしている。/イム・ヒジェ記者

帽子とスカーフを販売する店も、生地を中国とベトナムの工場から輸入している。代金はドルで支払う。スカーフをあれこれ回して客の目を引いていた店主はため息をついた。店主は「スカーフ2枚を5000ウォンで売っているが、為替が跳ねて本当に売っても利益が残らない」と語った。

日本円で取引する店も状況は楽ではないという。スンネムン輸入商街で日本製品を販売するパク・モ(36)さんは「ドルに比べれば円の上昇は小さいが、原油高で輸送費負担が大きくなり、厳しさは同じだ」と述べた。

米国・イスラエルとイランの間の戦争で安全資産志向が強まり、ドルが堅調に推移していることが、最近の為替急騰の主因とされる。高い原油価格や外国人の株式市場での純売り越しなども為替上昇に拍車をかけている。中東情勢が落ち着くまで、スンネムン輸入商街の商人の苦境が続く可能性が大きいということだ。

スンネムン輸入商街で会ったある商人は「いっそ最近観光客に人気の観光型薬局を開いたほうがよいのではないかと思う」と語った。

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