74人の死傷者が発生したテジョン安全工業工場火災惨事の犠牲者14人に対する葬儀手続きが、事故発生10日で全て終わった。遺族は故人を見送った後、今回の惨事に対する徹底した真相調査と相当な処罰を求めている。
今回の惨事の犠牲者の葬儀は、30日午前7時50分ごろ最後の出棺をもって終了した。
ソン・ヨンロク遺族代表は葬儀を終えた後、取材陣と会い「今回の惨事に関心を持ってほしいという趣旨でこの場に立った」と述べ、惨事以後初めて遺族側の公式立場を伝えた。
ソン代表は、日頃から事業場内の安全管理の杜撰さを指摘してきた。ソン代表は過去にも火災がしばしば発生していたという話を聞いたと述べ、「最初の目撃者も、何度か火災があり自力で鎮火したという話をした」と明らかにした。続けて「それゆえ今回も自力で鎮火できる程度の火災だと考え、避難が遅れたのではないかと思う」と付け加えた。
ソン代表は、事業場内の安全教育の実効性についても疑問を呈した。ソン代表は「個人的にこうした事態が繰り返されるので、会社側の教育も必要だと思うが、教育の実施状況や安全教育がどうなっているのか確認されたことがない」とし、「こうした事故があったのなら、消防設備などに気を配って改善すべきことをしていれば、大規模な惨事はなかったと思う」と述べた。
今回の火災の犠牲者の一人の義弟であるソン代表は、今回の火災現場の鑑識に参加した。ソン代表は、厚いHビームが溶け落ちるほどの高熱の中、10時間を超えて炎が続いた現場には、依然として油汚れが残っていたと説明した。
ソン代表は「現在、会社側に遺族への補償と今後の遺族のための取り組み、調査への対応方法などに関する協議案を求めているが、まだ回答を得ていない」とし、「働く職場が劣悪で大変だという話を家族に打ち明けられる人がどれほどいるだろうか」と述べた。
ソン代表は、安全工業が惨事後に労働当局へ作業停止の解除を要請し、一部設備を移設して稼働させてほしいと求めたことを批判した。ソン代表は「調べればわかるが、会社資産がその機械を撤去しないと補償できないとか、そうした資産がない会社ではないと理解しているが、そのような話を聞くと腹立たしい立場だ」と述べた。
続けて「徹底的に調査し、時間がかかっても原因を明確に解明し、責任を負うべき人は責任を負ってほしい」と強調した。